注目銘柄ダイジェスト(前場):トピー工、Jフロント、オンワードHDなど

市況
2022年9月28日 11時46分

エーザイ<4523>:6784円 カ -

ストップ高買い気配。アルツハイマー病治療薬「レカネマブ」について、早期アルツハイマー病患者を対象としたフェーズ3試験で、疾患の進行を遅らせたことが示されたと発表している。今回の試験結果を受けて、期待新薬の販売承認への期待が高まる状況となっているもよう。なお、同社と認知症領域における診断薬創出に向け、非独占的包括契約を締結しているシスメックスなども本日は大幅高になっている。

オンワードHD<8016>:303円(+16円)

大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表している。上半期営業損益は18億円の赤字見通しから一転1.8億円の黒字に、通期営業利益は21億円から41億円にまで引き上げ。通期では前期比51.8億円の損益改善となる。OMOサービスを導入した店舗での販売が好調に推移したほか、商品施策効果で主力のブランド事業も復調のもよう。第1四半期決算から上振れ自体は想定線も、修正幅は想定以上との評価になっている。

トピー工<7231>:1414円(+102円)

大幅反発。前日に上半期業績見通しを公表、営業損益は14億円の黒字見通しで前年同期比28.6億円の損益改善に。建設機械用足回り部品や鉱山向け超大型ホイールの需要確保が進んだほか、構造改革などによってコストも改善したようだ。通期計画66億円の黒字は据え置いているものの、第1四半期は5.7億円の赤字であったため、収益改善ペースは想定以上とみられている。無配見込みであった中間期末配当金も20円にするとしている。

Jフロント<3086>:1119円(-75円)

大幅反落。前日に収益予想の上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の105億円から130億円に、通期では210億円から235億円、前期比2.5倍に上方修正している。売上高は下振れるものの、経費削減効果などが奏効したようだ。ただ、通期245億円程度であった市場コンセンサスは依然下回る水準などでサプライズはなく、リオープニング関連としての期待も株価に反映されていたことから、目先の出尽くし感が優勢に。

スギHD<7649>:5890円(-360円)

大幅反落。前日に上半期の決算を発表、営業利益は155億円で前年同期比4.2%減、従来予想の148億円を上振れ、市場予想もやや上回る着地となっている。物販の粗利益率改善や販管費の抑制などが計画比上振れの背景に。ただ、注目される調剤の粗利益率は、売上の下振れなどもあって想定を下回っており、先行きへの懸念を残す形になっているもよう。第1四半期決算を挟んで株価が上昇していたことで、短期的な出尽くし感にもつながる。

Appier<4180>:1184円(-14円)

3日続落。連結子会社のAppier Pte. Ltd.が米Woopra社を完全子会社化すると発表している。Appier Pte. Ltdの子会社である特別目的会社とWoopra社を合併させる。取得価額は非開示で、異動年月日は10月の予定。Woopra社は、米カリフォルニア州を拠点に米欧で幅広い顧客基盤を有し、カスタマージャーニー分析やマーケティングオートメーションなどの分野でSaaSプラットフォームを提供している。

キッズバイオ<4584>:239円(-2円)

朝高後、値を消す。昭和電工<4004>傘下の昭和電工マテリアルズ(東京都千代田区)と再生医療等製品の実用化に向けた製法開発と治験薬製造に関する基本取引契約を締結したと発表している。昭和電工マテリアルズが保有する3Dバイオリアクターを用いた細胞の大量培養技術を活用し、キッズウェル・バイオが保有するヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)マスターセルバンクを原料としたSHED再生医療等製品の製法開発を共同で行い、治験薬を製造する。

Aiming<3911>:297円(+8円)

大幅に続伸。人気小説を原作とするTVアニメ「陰の実力者になりたくて!」のオンラインゲーム「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」を発表している。公式サイトとSNSを公開し、同アニメーション製作委員会に出資することを明らかにした。同ゲームはスマートフォン向け3DアニメーションRPGで、プレイ料金は基本無料(一部アイテム課金制)、配信日は22年中を予定している。

《ST》

提供:フィスコ

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