話題株ピックアップ【夕刊】(3):INC、Aiming、キッズバイオ

注目
2022年9月28日 15時20分

■レッド <3350>  58円  +2 円 (+3.6%)  本日終値

レッド・プラネット・ジャパン<3350>が急動意。超低位株の強みを発揮して短期志向の個人投資家など投機性の強い資金を誘導、一時20%を超える上昇で68円まで上値を伸ばした。同社は音楽CD販売などから撤退し事業を再建中。東京と札幌などで訪日外国人観光客を対象とする格安ホテルを複数運営しており、インバウンド関連の一角として人気素地を開花させている。またメタバース関連分野への展開も図っており、前日取引終了後にはWeb3やブロックチェーン、NFTなどの先端技術を活用した事業を展開する子会社を2社設立することを発表、これが株価を強く刺激した。

■佐藤商事 <8065>  1,168円  +34 円 (+3.0%)  本日終値

佐藤商事<8065>は続伸。午後2時ごろ、23年3月期の連結業績予想について、最終利益を42億円から56億円(前期比39.4%増)へ上方修正したことが好感された。賃貸用不動産を譲渡することに伴い固定資産譲渡益約21億円を特別利益として計上することが要因。同社では事業拡大を目的とした子会社における事業用地の取得予定に伴い、賃貸用不動産を譲渡することで資産の入れ替えを実施するとしている。なお、売上高2650億円(同12.2%増)、営業利益55億円(同4.1%減)は従来見通しを据え置いている。

■INCLUSIVE <7078>  1,140円  +33 円 (+3.0%)  本日終値

INCLUSIVE<7078>が4連騰。27日に、資本提携先であるロケット開発ベンチャーのインターステラテクノロジズ(北海道大樹町)が、全産業参加型の宇宙開発プログラム「みんなのロケットパートナーズ」に、東京海上ホールディングス<8766>傘下の東京海上日動火災保険が新たに参画したと発表。これが刺激材料になったようだ。東京海上日動はインターステラが開発・製造する超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」のグローバル展開などを支援するという。

■Aiming <3911>  296円  +7 円 (+2.4%)  本日終値

Aiming<3911>は続伸。きょう寄り付き前、新作3DアニメーションRPG「陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン」について、公式サイト及びSNSなどを公開したと発表しており、これが好感された。「陰の実力者になりたくて!」は逢沢大介氏による人気ウェブ小説。シリーズ累計200万部超の主人公最強×圧倒的中二病×勘違いシリアスコメディーで、10月5日からテレビアニメの放送・配信を予定している。また、同社は同アニメーション政策委員会に出資したことも明らかにした。ゲームの配信時期は今年中を予定しており、10月以降の同件による業績予想への影響は今後開示するとしている。

■キッズウェル・バイオ <4584>  242円  +1 円 (+0.4%)  本日終値

キッズウェル・バイオ<4584>が一時急伸。27日の取引終了後、昭和電工マテリアルズ(東京都千代田区)との間で、同社が開発中のヒト乳歯歯髄幹細胞(SHED)の特徴を生かした再生医療等製品の実用化に向けた製法開発及び治験薬製造に関する基本取引契約を締結したと発表しており、これが好材料視された。今回の契約を通じ、昭和電工マテリアルズが保有する3Dバイオリアクターを用いた細胞の大量培養技術を活用して、同社が保有するSHEDマスターセルバンクを原料としたSHED再生医療等製品の製法開発を共同で行い、24年中に治験薬を製造することを目指す。なお、昭和電工マテリアルズに対する開発委託費用が発生するが、今後の開発計画に織り込み済みとしている。

■内海造船 <7018>  1,072円  +4 円 (+0.4%)  本日終値

内海造船<7018>は続伸。27日の取引終了後、保有する投資有価証券の一部を売却したことに伴い、第2四半期の連結業績に投資有価証券売却益4億6600万円を特別利益として計上すると発表しており、これが好感された。出資先非上場会社から資本政策の見直しに伴い内海造が保有する株式の売却を打診され、受諾したためという。なお、23年3月期通期の業績予想への影響は、他の要因も含め精査中としている。

■ピックルス <2935>  994円  -37 円 (-3.6%)  本日終値

ピックルスホールディングス<2935>は反落。27日の取引終了後、23年2月期の連結業績予想について、売上高を407億円から400億円へ、営業利益を25億円から18億円へ、純利益を17億6000万円から12億7000万円へ下方修正しており、これが嫌気された。上期において、巣ごもり需要の反動減や消費者の節約志向の高まりなどによる減収に加え、調味料、包装材などの原材料費、光熱費、物流費の高騰で採算が悪化したことが要因。なお、9月1日付で純粋持ち株会社体制に移行したため、前期との比較はないとしている。

■バイク王&カンパニー <3377>  1,098円  -20 円 (-1.8%)  本日終値

バイク王&カンパニー<3377>は朝高後値を消す。27日の取引終了後、22年11月期の連結業績予想について、売上高を300億5700万円から325億円(前期比22.3%増)へ上方修正した。これを受けて朝高でスタートしたものの、全般安とあって売りに押された。4月以降のオンシーズン向けの在庫の確保が予想以上に好調だったため、販売台数及び車両売り上げ単価が計画以上に推移する見込み。なお、純利益は今後の成長に向けた仕入れ並びに販売、在庫の強化によるコストの増加を見込んでいることから従来見通しの16億1800万円(同32.0%増)を据え置いた。

●ストップ高銘柄

アースインフィニティ <7692>  3,150円  +501 円 (+18.9%) ストップ高   本日終値

など、2銘柄

●ストップ安銘柄

トミタ電機 <6898>  5,260円  -1,000 円 (-16.0%) ストップ安  本日終値

以上、1銘柄

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