東京株式(大引け)=397円安、NYダウ下げ止まらず再びリスクオフ

市況
2022年9月28日 15時58分

28日の東京株式市場は前日の米株市場でNYダウが下げ止まらなかったことを受け、リスク回避ムードが強まり、日経平均は大きく下値を探る展開となった。

大引けの日経平均株価は前営業日比397円89銭安の2万6173円98銭と急反落。プライム市場の売買高概算は15億5474万株、売買代金概算は3兆7248億円。値上がり銘柄数は760、対して値下がり銘柄数は1011、変わらずは66銘柄だった。

きょうの東京市場はリスクオフ一色となり、前引け時点では全体の9割の銘柄が値を下げる展開だった。日経平均は一時600円以上の下げを見せフシ目の2万6000円台を割り込む場面もあった。ただ、後場は引けにかけインデックス的な買いが入り下げ渋った。前日の米国株市場ではNYダウが一時大幅高に買われた後に失速し、結局6日続落で年初来安値更新という引け味の悪い展開となり、朝方は東京市場もこの地合いを引き継ぐ格好となった。米長期金利の上昇を受けリセッション懸念が高まったことで、景気敏感株やハイテク株など幅広い銘柄に売りが顕在化した。iPhone14の売れ行き不振で増産が断念されたとの報道でアップル関連株への売りも全体相場を押し下げた。引けにかけては配当再投資による買い需要が下値を支えたとみられ、下げ幅を縮小し、日経平均は2万6000円台を維持した。

個別では、レーザーテック<6920>や東京エレクトロン<8035>など半導体製造装置の主力株が売られたほか、ファーストリテイリング<9983>も商いを伴い大幅安となった。日経平均の銘柄入れ替えに伴い引け際に大量の売り買いをこなし売買代金トップとなった日本電産<6594>も安い。ソフトバンクグループ<9984>も軟調で5000円台割れ。任天堂<7974>が値を下げ、日本郵船<9101>、商船三井<9104>なども下値を探った。メルカリ<4385>が売られ、gumi<3903>は値下がり率トップ。スギホールディングス<7649>も大幅安。

半面、塩野義製薬<4507>が高く、HOYA<7741>も堅調。富士フイルムホールディングス<4901>も買いが優勢だった。エーザイ<4523>が急騰、シスメックス<6869>も全体に逆行し大幅高。トピー工業<7231>が値を飛ばし、MS-Japan<6539>も買いを集めた。オンワードホールディングス<8016>も物色人気に。

出所:MINKABU PRESS

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