ダウ平均は下げ一服も上値重い印象　アップルの下げが圧迫＝米国株序盤

NY株式28日（NY時間10:17）

ダウ平均　　　29194.41（+59.42　+0.20%）

ナスダック　　　10825.50（-4.00　-0.04%）

CME日経平均先物　26165（大証終比：-155　-0.59%）

きょうのＮＹ株式市場でダウ平均は下げが一服しているものの、依然として上値は重い印象。ナスダックは軟調。アップル<AAPL>の下げがダウ、ナスダックとも圧迫しているようだ。アイフォーン１４の増産計画を断念すると伝わった。期待していたほど需要が伸びないという。当初、９月発売のアイフォーン１４シリーズについて、下期に最大６００万台の増産を計画していたが、出だしの販売が低調なことから、９０００万台という下期計画を維持せざるを得なくなったという。

トラス英首相の経済政策の発表で英国債とポンドの市場が不安定になっている。英国債は急速に売られ、利回りが急上昇しているが、英中銀がきょう英国債の無制限購入を発表し、ひとまず落ち着いている。それを受け英国債と伴に米国債利回りも低下しており、米株式市場の下げを一服させている面もあるようだ。

いくつかのテクニカル指標は、売られ過ぎのサインが出ているものの、来月以降に発表される７－９月期決算への警戒感や、ＦＲＢの利上げの影響を織り込んでいないことを懸念する声もあり、米株式市場は引き続き上値が重い。

アップル<AAPL>　146.32（-5.45　-3.59%）

マイクロソフト<MSFT>　236.27（-0.15　-0.06%）

アマゾン<AMZN>　115.10（+0.69　+0.60%）

アルファベットC<GOOG>　98.21（+0.12　+0.12%）

テスラ<TSLA>　280.62（-2.32　-0.82%）

メタ・プラットフォームズ<META>　136.61（+2.21　+1.64%）

ＡＭＤ<AMD>　67.71（+0.54　+0.81%）

エヌビディア<NVDA>　125.97（+1.84　+1.48%）

ツイッター<TWTR>　42.82（+0.73　+1.73%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美