<マ-ケット日報> 2022年10月5日

市況
2022年10月5日 16時27分

5日の市場は日経平均が3日続伸。終値は前日比128円高の2万7120円で、先月22日以来の大台回復となった。前日の米国株が大幅高を演じたことで日経平均は200円を超える上げでスタート。2万7000円の大台を一気に回復した。買い一巡後は短期的な過熱感と大台達成感から伸び悩み。時間外取引の米株先物が鈍い動きとなっておりやや慎重になっている面もある。OPECでは大きな原油減産が検討されており、インフレが根強く続くことも上値を重くさせている。

昨日の米国市場は長期金利の低下が引き続き好感されてダウ平均は大幅続伸した。ダウ平均の上げ幅は2日間で1600ドル近くに達し底入れ感を強めている。この日実施した豪州銀の利上げ幅が半分に抑制されたことや、8月の米求人件数の減少を受けて利上げ圧力が後退。欧米で長期金利がこの日も低下したことが全面高につながった。売り方の買い戻しも一段と加速し、主要指数は3%前後という総じて大きな上昇率となっている。

さて、東京市場は日経平均が3日続伸したものの、上値にある25日移動平均線(2万7399円)や75日移動平均線(2万7414円)、200日移動平均線(2万7322円)が分厚い抵抗帯を作っており、上抜けするのは容易ではない状態となってる。やや過熱感もあり現状は足場固めが必要な局面でもあろう。欧米の金利上昇のピークアウトが本物になるか、その見極めもしたいところである。(ストック・データバンク 編集部)

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