アジア株 香港株は反落、利益確定売りに押されるも下値は限定的 中国感染再拡大はやや懸念材料
アジア株 香港株は反落、利益確定売りに押されるも下値は限定的 中国感染再拡大はやや懸念材料
東京時間11:01現在
香港ハンセン指数 17995.88(-92.09 -0.51%)
中国上海総合指数 3024.39(休場)
台湾加権指数 13848.38(+46.95 +0.34%)
韓国総合株価指数 2241.05(+25.83 +1.17%)
豪ASX200指数 6806.40(-9.28 -0.14%)
アジア株はまちまち。世界的な金融引き締め姿勢緩和期待が続いている一方、前日の大幅高を受け利益確定の売りも出ている。
中国の感染再拡大がやや懸念されている。中国全体の5日の新規感染者数は1138人と前日の909人から増え、9月10日以来、約1カ月ぶりの高水準を記録した。感染増加を受け、海南省・海口市ではきょう7時からあすの22時までロックダウンが導入される。中国は今週いっぱい国慶節で休みとなることから、連休中の感染増加が警戒されている。休み中の米株高などを好感して連休明け中国株は大幅上昇して始まることが期待されているが、感染状況によっては下落して始まる可能性もある。そうなれば堅調だった他のアジア株も連れ安になる恐れも。
香港株は反落。休場明けのきのうは6%近く急騰し、約2年ぶりの日中上昇率を記録した。きのう大幅上昇したアリババやJDドットコムなどハイテク関連が売られている。龍湖集団など不動産株は堅調。中国海洋石油などエネルギー関連も買われている。
豪州株は下落も下値は限定的。NY原油価格が約3週間ぶり高値をつけたことが材料視されており、ホワイトヘイブン・コールやサントス、ビーチ・エナジーなどエネルギー関連が軒並み上昇している。