6日の米国市場ダイジェスト:NYダ346ドル安、FRBのタカ派姿勢維持を警戒

市況
2022年10月7日 7時30分

■NY株式:NYダ346ドル安、FRBのタカ派姿勢維持を警戒

ダウ平均は346.93ドル安の29926.94ドル、ナスダックは75.33ポイント安の11073.31で取引を終了した。連邦準備制度理事会(FRB)の急速な利上げを懸念する売りが続き、寄り付き後、下落。低調な雇用関連指標を受けて長期金利が低下すると、安心感に一時上昇に転じた。しかし、FRBの3人の高官がそろって、インフレが高過ぎるため利上げを継続していく必要があると再表明すると過剰な利上げを警戒した売りに押され再び下落。長期金利も上昇し、引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大し終了た。セクター別ではエネルギーが上昇した一方で、電気通信サービスが下落。

製薬会社のイーライリリー(LLY)は同社開発の2型糖尿病治療薬「チルゼパチド」を巡り食品医薬品局(FDA)が迅速審査するファスト・トラックの適用を承認したため、速やかに使用が許可されるとの期待を受け、買われた。在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)は成長支援目指すコスト削減の一環で追加雇用削減計画を発表し、上昇。大麻ベースの薬剤開発ティルレイ・ブランズ(TLRY)などの麻薬関連株は、バイデン政権が大麻所持のみによる受刑囚赦免を発表したため大麻合法化への期待に買われた。検察のアルファベット(GOOG)はグーグルのピクセル7新型スマートフォーン、ウォッチを発表し、上昇。

一方、航空機エンジンや発電機などを手掛けるゼネラル・エレクトリック(GE)は再生エネルギー事業の再編の一環として洋上風力発電部門での従業員全体の2割雇用削減策を発表、さらなる雇用削減の可能性も警告し、売られた。

半導体メーカーのアドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)は取引終了後、第3四半期の売上総利益見通しの下方修正を発表。時間外取引で売られている。

HorikoCapitalManagementLLC

■NY為替:FRB高官のタカ派発言でドル続伸

6日のニューヨーク外為市場でドル・円は、144円60銭から145円14銭まで上昇し、145円14銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したため米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペース減速の思惑が広がり一時ドルが軟化したものの、クックFRB理事やミネアポリス連銀のカシュカリ総裁が高過ぎるインフレ抑制で利上げを継続していく方針を再確認したため長期金利の上昇に伴いドル買いが強まった。

ユーロ・ドルは0.9880ドルから0.9788ドルまで下落し、0.9792ドルで引けた。欧米金利差拡大観測に伴うユーロ売りが再開。ユーロ・円は142円96銭から141円96銭まで下落した。ポンド・ドルは1.1287ドルから1.1114ドルまで下落した。格付け会社が財政悪化の可能性を想定しフィッチも5日、英国の信用格付け見通しを「ネガティブ」に設定したため格下げ懸念にポンド売りが優勢となった。ドル・スイスは0.9840フランから0.9914フランまで上昇した。

■NY原油:続伸で88.45ドル、需給ひっ迫の思惑残る

NY原油先物11月限は続伸(NYMEX原油11月限終値:88.45 ↑0.69)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+0.69ドルの88.45ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは87.04ドル-89.05ドル。ロンドン市場で87.04ドルまで売られたが、ニューヨーク市場では生産調整による需給ひっ迫の思惑は残されており、通常取引終了後の時間外取引で89.05ドルまで一段高となった。

■主要米国企業の終値

銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)

バンクオブアメリカ(BAC) 31.46ドル -0.46ドル(-1.44%)

モルガン・スタンレー(MS) 81.31ドル -1.80ドル(-2.17%)

ゴールドマン・サックス(GS)304.67ドル -4.33ドル(-1.40%)

インテル(INTC) 27.18ドル -0.46ドル(-1.66%)

アップル(AAPL) 145.43ドル -0.97ドル(-0.66%)

アルファベット(GOOG) 102.24ドル +0.02ドル(+0.02%)

メタ(META) 139.07ドル +0.09ドル(+0.06%)

キャタピラー(CAT) 178.81ドル +0.43ドル(+0.24%)

アルコア(AA) 39.85ドル -0.23ドル(-0.57%)

ウォルマート(WMT) 131.68ドル -1.24ドル(-0.93%)

《ST》

提供:フィスコ

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