株価指数先物【昼のコメント】 TSMCの急落が嫌気されショートに向かわせる

市況
2022年10月11日 12時21分

日経225先物は11時30分時点、前日比630円安の2万6470円(-2.32%)前後で推移。寄り付きは2万6700円と、シカゴ日経平均先物(2万6665円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。寄り付き直後につけた2万6720円を高値に2万6530円まで売られ、前場半ばにかけては2万6590円~2万6690円辺りで下げ渋る動きも見られた。ただし、台湾積体電路製造(TSMC)<TSM>が台湾市場で急落するなか、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]など半導体株に売りが広がり、前場終盤にかけて一時2万6430円まで売られた。

日経225先物は前場半ばにかけて下げ渋ったものの、バイデン政権が半導体関連製品の中国への輸出規制を強化する新たな措置を発表するなか、台湾市場でのTSMCの大幅な下げを受けて、ショートが勢いを増したようだ。これにより、ボリンジャーバンドの-1σ水準まで下げたため、ひとまず調整一巡感が台頭しやすくなるが、後場にショートカバーが意識されてくるかが注目される。なお、NT倍率は先物中心限月で14.10倍に低下した。指数インパクトの大きい値がさハイテク株が軒並み弱い値動きで推移しているため、NTショートに向かわせやすいだろう。

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