【市場反応】ドル続伸、コアCPIは40年ぶり最大の伸び、11月FOMC75BP利上げ織り込む

市況
2022年10月13日 21時56分

米9月消費者物価指数は前月比+0.4%と、伸びは6月来で最大となった。前年比では+8.2%と伸びは3月来で最小となったが、予想は上回った。

米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として注視している燃料や食品を除いたコアCPIは前月比+0.6%と、予想外に8月と同水準を維持。前年比で+6.6%と、伸びは8月+6.3%から拡大し、40年ぶり最大を記録した。

CPIの伸びが40年ぶり最大を記録したたため、短期金融市場では11月連邦公開市場委員会(FOMC)での4会合連続での75ベーシスポイントを100%織り込んだ。米2年債利回り4.444%まで上昇、2007年来で最高水準となった。米株先物は下落に下落に転じ、ダウ先物500ドル超安。ドル買いも加速し、ドル・円は146円65銭から147円50銭まで急伸。ユーロ・ドルは0.9748ドルから0.9633ドルまで急落した。

【経済指標】

・米・9月消費者物価指数:前年比+8.2%(予想:+8.1%、8月:+8.3%)

・米・9月消費者物価コア指数:前年比+6.6%(予想:+6.5%、8月:+6.3%)

・米・9月消費者物価指数:前月比+0.4%(予想:+0.2%、8月:+0.1%)

・米・9月消費者物価コア指数:前月比+0.6%(予想:+0.4%、8月:+0.6%)

・米・先週分新規失業保険申請件数:+22.8万件(予想:22.5万件、前回:21.9万件)

・米・失業保険継続受給者数:+136.8万人(予想:136.5万人、前回:136.5万人←136.1万人)

《KY》

提供:フィスコ

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