本日注目すべき【好決算】銘柄 竹内製作所、M&A総研、東名 (13日大引け後 発表分)
13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
竹内製作所 <6432> [東証P] ★今期経常を一転16%増益・最高益に上方修正、配当も30円増額
◆23年2月期の連結経常利益予想の166億円→210億円に26.5%上方修正。従来の8.2%減益予想から一転して16.2%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期業績の上方修正は7月に続き、2回目。上期に主要販売市場である北米、欧州ともに製品需要が好調を維持したことに加え、為替の円安進行もプラスに働く。
業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の68円→98円(前期は68円)に大幅増額修正した。
サーティワン <2268> [東証S] ★今期経常を一転24%増益に上方修正
◆22年12月期の連結経常利益を従来予想の12.4億円→16.8億円に35.5%上方修正。従来の8.4%減益予想から一転して24.2%増益見通しとなった。コロナ禍に対応したテイクアウト商品の販売強化やアイスクリーム卸売価格の維持、店舗改装など顧客体験価値の向上施策によって来店客数が増加し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
グッドコムA <3475> [東証P] ★今期配当を7円増額修正、株式分割も発表
◆22年10月期の期末一括配当を従来計画の53円→60円(前期は43円)に増額修正した。業績の進捗や財務状態などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。配当利回りは4.01%に上昇。権利付き最終日を27日に控え、配当取りを狙う買いなどが期待される。
併せて、10月末現在の株主を対象に、1→2の株式分割を実施すると発表した。
東名 <4439> [東証P] ★今期経常は3.2倍増で3期ぶり最高益、1円増配へ
◆22年8月期の連結経常利益は前の期比2.9%減の4.3億円になったが、従来予想の1.5億円を上回って着地。続く23年8月期は前期比3.2倍の14.1億円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は法人向け電力サービス「オフィスでんき119」が契約数の増加や新プラン導入による収益モデルの変更によって収益が大きく伸びる。
併せて、今期の年間配当は前期比1円増の13円に増配する方針とした。
カイノス <4556> [東証S] ★上期経常を25%上方修正、通期も増額
◆23年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の4億円→5億円に25.0%上方修正。生化学検査用試薬の販売が好調だったことが寄与。売上高における品目構成と合わせ、販売管理費が想定を下回ったことも利益を押し上げた。
併せて、通期の同利益も従来予想の8億円→9億円に12.5%上方修正。増益率が3.0%増→15.8%増に拡大し、従来の9期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
ホープ <6195> [東証G] ★上期経常を2.6倍上方修正
◆23年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の8200万円→2億1700万円に2.6倍上方修正した。広告事業における媒体販売、ジチタイワークス事業におけるサービス受注が堅調に推移したことが寄与。マーケティングコストなどの営業費用が想定を下回ったことも利益を押し上げた。
井筒屋 <8260> [東証S] ★今期経常を一転5%増益に上方修正
◆23年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比88.9%増の6.4億円に拡大して着地。まん延防止等重点措置が解除された3月以降、消費の回復がみられるなか、高額品などの好調な販売が続いた。
併せて、通期の同利益を従来予想の7億円→11億円に57.1%上方修正。従来の33.1%減益予想から一転して5.1%増益見通しとなった。同時に、従来未定としていた期末一括配当は5円(前期は5円)実施する方針とした。
M&A総研 <9552> [東証G] ★前期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆22年9月期の経常利益(非連結)を従来予想の17.1億円→20.8億円に21.4%上方修正。増益率が3.1倍→3.7倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は7月に続き、2回目。M&A仲介事業で成約案件数が増加したうえ、大型案件の成約なども寄与し、売上高が計画を上回ったことが利益を押し上げた。
株探ニュース