モルガンSが下落 株式トレーディングが予想下回る 投資銀行部門も大幅減収=米国株個別

材料
2022年10月14日 23時01分

モルガン・スタンレー<MS>が下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、経常収益は予想を下回った。

トレーディング収入は予想範囲内。債券・為替・商品(FICC)部門は予想を上回ったものの、株式部門は予想を下回った。顧客の取引がさほど活性化しなかった。投資銀行部門は予想こそ上回ったものの55%の大幅な減収となった。市場の混乱が資本市場ビジネスに新たな打撃を与えた。

一方、金利上昇の恩恵を受け、ウェルス・マネジメント部門は純利息収益が20億ドルに増加するなど好調だった。

FRBのタカ派姿勢と景気後退への懸念が、市場に大きな打撃を与えている。投資銀行にとっては、投資家からの好感度を高めるために株式や債券の売却を先延ばしにしていることが、特に大きな痛手となっている。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.53ドル(予想:1.51ドル)

・経常収益:129.9億ドル(予想:132.5億ドル)

トレーディング:46.4億ドル(予想:46.5億ドル)

株式:24.6億ドル(予想:26.9億ドル)

FICC:21.8億ドル(予想:19.7億ドル)

投資銀行:12.8億ドル(予想:12.2億ドル)

ウエルスマネジメント:61.2億ドル(予想:61.1億ドル)

純受取利息(NII):25.1億ドル(予想:23.7億ドル)

・管理運用資産(AUM):1.28兆ドル(予想:1.34兆ドル)

(NY時間09:51)

モルガン・スタンレー<MS> 76.94(-2.38 -3.00%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.