ネクスグループ---3Q増益、IoT関連事業のUSB型LTE/3Gデータ通信端末が堅調に推移

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2022年10月17日 17時07分

ネクスグループ<6634>は14日、2022年11月期第3四半期(21年12月-22年8月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比26.8%減の24.41億円、営業利益が4.32億円(前年同期は5.06億円の損失)、経常利益が5.28億円(同4.39億円の損失)、親会社株主に帰属する四半期純利益が同27.0%増の2.35億円となった。

メタバース・デジタルコンテンツ事業の売上高は0.53億円、営業損失は0.07億円となった。実日デジタルは、コロナ禍における巣ごもり需要が一巡したものの、電子書籍市場は引き続き堅調であり、漫画の有料コンテンツが売上を牽引している。また、フランス、台湾など海外の電子書籍事業者との取引を開始したほか、オーディオブックにおいても小説コンテンツの投入を進めた。

IoT関連事業の売上高は前年同期比21.5%増の3.97億円、営業損失は0.11億円(前年同期は1.41億円の損失)となった。NCXX AI BOX「AIX-01NX」は、2022年9月末から販売を開始した。既存製品は、USB型 LTE/3G データ通信端末「UX302NC-R」が堅調に推移している。農業ICT事業(NCXX FARM)は、「フランチャイズ事業」の事業化を推進している。「6次産業化事業」は、引き続きスーパーフードとして人気の高いGOLDEN BERRY(食用ほおずき)の生産、販売を行っている。

インターネット旅行事業は、イー・旅ネット・ドット・コム及びその子会社が株式の譲渡により、第2四半期連結累計期間以降、連結の範囲から除外されていることから、売上高は前年同期比17.8%減の1.00億円、営業損失は0.21億円(前年同期は1.32億円の損失)となった。

ブランドリテールプラットフォーム事業は、チチカカが株式の譲渡により、第2四半期連結累計期間以降、連結の範囲から除外されていることから、売上高は前年同期比59.2%減10.74億円、営業損失は1.07億円(前年同期は3.08億円の損失)となった。

暗号資産・ブロックチェーン事業の売上高は前年同期比216.2%増の7.87億円、営業利益は同218.1%増の7.87億円となった。一部暗号資産の売却を行ったことで、営業利益を計上している。

2022年11月期通期については、同日、連結業績予想を発表した。売上高は前期比41.9%減の28.18億円、営業利益は4.27億円、経常利益は5.24億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同155.3%増の7.76億円を見込んでいる。

《SI》

提供:フィスコ

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