話題株ピックアップ【夕刊】(2):パーク24、スクエニHD、JR東日本

注目
2022年10月18日 15時15分

■パーク24 <4666>  2,020円  +51 円 (+2.6%)  本日終値

パーク24<4666>は反発。17日の取引終了後に発表した9月度のグループ月次速報数値で、タイムズパーキング売上高が前年同月比9.5%増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。台風の影響はあったものの、交通量が回復したことが寄与した。

■エスプール <2471>  934円  +23 円 (+2.5%)  本日終値

エスプール<2471>が続伸。水戸証券は17日、同社株のレーティングの「B+」を継続した。目標株価は1100円(従来1300円)としている。同社はコールセンターなどの人材派遣や障がい者雇用支援サービスを手掛けている。第3四半期累計(21年12月~22年8月)の連結営業利益は前年同期比17.7%増の22億7400万円だった。新型コロナ関連のスポット案件が縮小しコールセンター業務が急減速したが、ビジネスソリューション業務などが伸びた。22年11月期の同利益は会社予想32億円(前期比19.9%増)に対して、同証券では34億円を予想。23年11月期の同利益は41億円と連続最高益を見込んでいる。

■ファンコミ <2461>  437円  +10 円 (+2.3%)  本日終値

ファンコミュニケーションズ<2461>は反発。17日の取引終了後に発表した9月度の月次業績速報で、連結ベースの取扱高が前年同月比14.6%増と2ケタ増となり、6カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力のアフィリエイト広告サービスのCPAソリューション事業が同14.9%増、スマートフォン向け運用型広告サービスのADコミュニケーション事業が同13.1%増とともに伸長した。なお、連結ベースの売上高は6億6831万8000円だった。1月から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため前年との比較はない。

■スクエニHD <9684>  6,660円  +150 円 (+2.3%)  本日終値

スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>は反発。SMBC日興証券が17日付で投資評価「1」を継続し、目標株価を8900円から9000円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。同証券では、24年3月期に向けて、株価パフォーマンス向上の蓋然性が高まると予想しており、エンターテインメントセクターにおけるトップ推奨とのスタンスを再度確認。株式市場参加者の関心が、不透明感が強い23年3期の業績から、大幅営業増益が見込まれる24年3月期の業績へと移行し始めると考えることや、開発体制の見直しを契機に業績の不確実性の払拭、持続的な業績成長への期待拡大が見込めることなどを理由として挙げている。

■サムティ <3244>  2,296円  +50 円 (+2.2%)  本日終値

サムティ<3244>がしっかり。17日の取引終了後に22年11月期第3四半期累計(12~8月)の連結決算を発表。経常利益は前年同期比37.7%増の57億4100万円だった。6~8月期でみると経常利益は2.7倍に拡大。大幅な経常増益となったことを好感した買いが入った。12~8月期の売上高は前年同期比14.0%増の633億7100万円だった。販売用不動産を手掛ける不動産開発事業の売上高が大きく増加したほか、円安進行に伴う為替差益44億7200万円を営業外収益に計上したことも経常利益の押し上げに寄与した。22年11月期の通期の業績予想は従来の見通しを据え置いた。

■JR東日本 <9020>  8,158円  +168 円 (+2.1%)  本日終値

JR東日本<9020>が連日の新高値、きょうは上値のフシとして意識されていた8000円大台を昨年7月以来約1年3カ月ぶりに上回った。今月11日から始まった観光促進策「全国旅行支援」や水際対策の大幅緩和で旅客需要が増勢基調にある。同社を筆頭にJR各社は私鉄各社と比べて長距離で旅客需要を取り込みやすい。レジャー、観光などのいわゆる「定期外需要」で恩恵が大きいとみられ株価上昇を後押ししている。

■あい ホールディングス <3076>  2,202円  +44 円 (+2.0%)  本日終値

あい ホールディングス<3076>が3日続伸。SMBC日興証券が17日付で、同社株を新規に投資評価「1」、目標株価2700円でカバレッジを開始しており、好材料視されたようだ。同証券では、同社のセキュリティー機器事業を中心とした高いキャッシュフロー創出力や、小型カッティングプロッタ事業における中期的な成長力を評価。23年6月期は会社計画営業利益に対して未達を予想するものの、今後5年の連結売上高成長率を年4.6%、連結営業利益成長率を同5.8%と予想しており、中長期的な観点で投資妙味があるとしている。

■ミネベアミツミ <6479>  2,165円  +41 円 (+1.9%)  本日終値

ミネベアミツミ<6479>が高い。17日の取引終了後、東京本部ビル(東京都港区)の売却により、23年3月期の個別決算及び連結決算において、固定資産売却益として約130億4500万円を計上する見込みだと発表した。同社は21年12月、東京都港区にある日本通運旧本社ビルを732億円で取得すると発表していた。今回の売却は東京本部ビルの移転に向けた措置で、物件引き渡し日は23年3月31日を予定。売却先は国内法人としている。

■ローソン <2651>  4,640円  +65 円 (+1.4%)  本日終値

ローソン<2651>が4日ぶり反発。岩井コスモ証券は17日、同社株の投資判断「B+」と目標株価5000円を継続した。第2四半期累計(3~8月)の連結営業利益は前年同期比8.6%増の289億9300万円となった。主力の国内コンビニエンスストア(CVS)事業では店舗改装や商品刷新効果により、既存店売上高は前年同期比2.4%増と好調に推移した。CVS事業やエンタテインメント事業などが上向いているものの、光熱費などの増加もあり同証券では23年2月期の連結営業利益は前期比12.5%増の530億円と会社計画と同水準を予想。24年2月期の同利益は550億円を見込んでいる。

■日清製粉グループ本社 <2002>  1,529円  +15 円 (+1.0%)  本日終値

日清製粉グループ本社<2002>はしっかり。17日の取引終了後、子会社日清製粉ウェルナが家庭用製品について、ミックスやパン粉製品、パスタ製品、パスタソース製品、その他常温製品の価格を23年1月4日の納品分から最大約25%値上げすると発表した。また、冷凍食品も23年2月1日納品分から約8~9%値上げする。世界的な需要拡大や生産地の天候不順の影響で多くの原料価格のほか、包装資材費、動力燃料費などの上昇に加え円安も進行しており、これらの価格変動は企業努力だけでは吸収するのは困難として値上げを実施するという。

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