NY株式:NYダウは99ドル安、長期金利上昇を警戒

市況
2022年10月20日 7時00分

米国株式市場は反落。ダウ平均は99.99ドル安の30423.81ドル、ナスダックは91.89ポイント安の10680.51で取引を終了した。企業決算を好感した買いに寄り付き後、上昇。その後、長期金利の上昇で警戒感が再燃し、下落に転じた。引けにかけて金利が一段と上昇すると、主要株式指数も一段安となり終了。セクター別ではエネルギーが上昇した一方、銀行や耐久消費財・アパレルが大きく下落した。

消費財メーカーのプロクター・アンド・ギャンブル(PG)は、四半期決算で売上が予想を上回り上昇。また、航空会社のユナイテッド(UAL)は四半期決算の内容が予想を上回ったほか、旅行需要が強く、楽観的な見通しを示し買われた。油田サービスのベーカーヒューズ(BKR)は第3四半期決算で1株利益が予想を上回り、石油、ガスを巡る楽観的な見通しを維持していることをCEOが示し、上昇。石油会社のエクソン(XOM)も原油価格の上昇で増益期待に上昇した。手術設備メーカーのインテュイティブサージカル(ISRG)やオンライン証券ブローカーのインタラクティブ・ブローカーズ(IBKR)は第3四半期決算でそれぞれ調整後の1株利益が予想を上回り上昇。一方で、ヘルスケアのアボットラボラトリーズ(ABT)は第3四半期決算の内容は予想を上回ったものの、パンデミック収束後のコロナ検査キットの売上減が懸念され、大きく売られた。ホームセンター運営のロウズ(LOW)はアナリストの投資判断引き下げで下落。

電気自動車メーカーのテスラ(TSLA)は取引終了後に決算を発表。調整後の1株利益が予想を上回ったが売上総利益が予想を下回り、時間外取引で下落している。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

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