AT&Tが決算受け上昇 携帯加入者の伸びが予想上回る=米国株個別
AT&T<T>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高、1株利益とも予想を上回った。携帯加入者の伸びも予想を上回った。通期のガイダンスも公表し、1株利益の見通しを上方修正している。
ただ、フリーキャッシュフロー(FCF)は予想を下回っていた。ネットワークへの設備投資が過去最大となったことが影響。同社は、今年の第1から第3四半期にかけて、5Gとファイバーネットワークの構築に記録的な水準の支出を行っている。年度末には140億ドル規模のFCFを達成できる自信があるとしている。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.68ドル(予想:0.60ドル)
・売上高:300億ドル(予想:298.4億ドル)
モビリティ:203億ドル(予想:202億ドル)
・EBITDA(調整後):107億ドル(予想:104億ドル)
・ポストペイド型携帯加入増加数:+96.4万件(予想:+91.3万件)
・FCF:38億ドル(予想:42.8億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):2.50ドル以上(従来:2.42~2.46ドル)(予想:2.51ドル)
(NY時間09:44)
AT&T<T> 16.62(+1.08 +6.92%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美