ラスベガス・サンズが決算受け上昇 マリナ・ベイ・サンズに高評価=米国株個別
カジノのラスベガス・サンズ<LVS>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字が予想以上となった。ただ、売上高が予想範囲内だったほか、不動産EBITDAが予想を上回っている。マカオには不透明感が残る一方で、シンガポールの堅調な業績が原動力となった。
アナリストはシンガポールの同社のマリナ・ベイ・サンズを高く評価し、目標株価を従来の60ドルから62ドルに引き上げている。「シンガポールは再び明るい話題となっている。マリナ・ベイ・サンズのEBITDAは中国本土のプレーヤーがいないにもかかわらず、予想を上回り、パンデミック前のレベルの約79%に達した。また、マカオの不動産EBITDAの損失は予想ほど軟化しなかったことも心強い」と述べている。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.27ドル(予想:-0.24ドル)
・売上高:10.1億ドル(予想:10.0億ドル)
・不動産EBITDA(調整後):1.91億ドル(予想:1.71億ドル)
・設備投資:1.69億ドル(予想:2.68億ドル)
(NY時間10:25)
ラスベガス・サンズ<LVS> 37.92(+2.32 +6.52%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美