ダナハーが好決算も下落 バイオプロセスの見通しへの懸念=米国株個別
医療、工業用の専門器具メーカーのダナハー<DHR>が商いを伴って下落。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。通期については、コア売上高の成長を1桁台後半に上方修正している。
同社のブレアCEOは「弊社のポートフォリオの強さと有能なチーム、事業システムの力を組み合わせることで、2022年以降も有意義な株主価値を提供し続けるための強固な基盤ができあがる」と述べた。
ただ、株価は冴えない動きを見せている。アナリストが同社のバイオプロセスの見通しと受注に関する混乱への懸念を指摘した。一方、下がったところは押し目買いの好機とも述べた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):2.56ドル(予想:2.24ドル)
・売上高:76.6億ドル(予想:71.6億ドル)
環境・応用ソリューション:12.1億ドル(予想:11.6億ドル
ライフサイエンス:37.8億ドル(予想:37.7億ドル)
診断薬:26.8億ドル(予想:22.6億ドル)
・FCF(調整後):17.3億ドル(予想:21.6億ドル)
(NY時間15:09)
ダナハー<DHR> 246.81(-11.08 -4.30%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美