株価指数先物【昼のコメント】 売り優勢ながら底堅い値動きが意識され、押し目狙いのロングスタンスへ

市況
2022年10月21日 12時15分

日経225先物は11時30分時点、前日比40円安の2万6960円(-0.14%)前後で推移。寄り付きは2万6940円と、シカゴ日経平均先物(2万7020円)を下回り、やや売り先行で始まった。その後も弱い値動きを見せており、現物の寄り付き直後には2万6870円まで売られた。ただし、オプション権利行使価格の2万7875円近辺で推移する25日移動平均線が引き続きサポートとして機能するなか、前場半ばには2万6980円まで下落幅を縮め、その後は2万6950円辺りでの狭いレンジ推移を継続。

米国市場の下落の流れを引き継ぐ形で売り優勢となった。グローベックスの米株先物が小幅ながらマイナス圏で推移していたことも、短期的なショートに向かわせたようである。ただし、ラムリサーチ<LRCX>の決算を受けた強い動きなどもあって、指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]、アドバンテスト <6857> [東証P]などの上昇が指数を下支えする格好である。オプション権利行使価格の2万6875円~2万7000円辺りの狭いレンジでの推移ではあるものの、底堅い値動きのなかで後場は2万7000円突破を試す動きが意識されそうであり、押し目狙いのロングスタンスに向かわせそうだ。

なお、NT倍率は先物中心限月で14.26倍と横ばいで推移。一時14.23倍に低下する場面も見られたが、25日線が支持線として機能している。半導体株の底堅い値動きに対して陸運株の一角には利益確定が見られるなか、リバランス中心ながらもNTロングによるスプレッド狙いにシフトする動きが意識されそうだ。

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.