ダウ平均は反発 市場は決算とFRBの利上げ見通しを評価=米国株序盤

市況
2022年10月22日 0時36分

NY株式21日(NY時間11:24)

ダウ平均   30545.42(+211.83 +0.70%)

ナスダック   10622.42(+7.58 +0.07%)

CME日経平均先物 26840(大証終比:-160 -0.59%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は反発。一時425ドル高まで上昇した。取引開始直後は売りが先行したものの、直ぐに買い戻されている。一部のFRB関係者が大幅利上げに伴う引き締め過ぎを懸念していると報じられ、米国債利回りが上げ幅を縮小していることも買い戻しに繋がっている模様。ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)が伝えた。

市場は決算やFRBの利上げ見通しを評価しようとしている。取引開始前までに発表の決算はネガティブなものが多い。ダウ採用銘柄のアメックス<AXP>やベライゾン<VZ>はともに下落しダウ平均を圧迫。

一方、IT・ハイテク株ではスナップ<SNAP>が決算を受け大幅安となっている。SNS企業は広告費減少が引き続き業績の足かせになっていることが示された。これを受けてメタ<META>も連れ安となっている。

ツイッター<TWTR>に売りが強まっている。バイデン政権がツイッター買収やスペースXの衛星通信サービス「スターリンク」を含め、マスク氏が関与する取引の一部を国家安全保障の審査対象にすべきかどうかを巡り協議していると伝わった。

きょうはテネット・ヘルスケア<THC>やHCAヘルスケア<HCA>といった病院株が決算を受けて下落。病院は今年、新型ウイルス感染の患者数の減少や、パンデミックの沈静化に伴い回復が期待された感染以外の手術量の回復軌道を巡る問題に直面している。また、人件費の高騰もハードルとなっている状況。

市場からは、「株式はどこもかしこも売りに出ていて、かなり暗い。背後にある犯人は世界中の多くの失望を伴う収益だ」との声も出ている。

きのうは序盤の上げを失ってしまったが、きょうはどうか注目される。

スナップ<SNAP> 7.48(-3.32 -30.72%)

アメックス<AXP> 132.69(-9.74 -6.84%)

ベライゾン<VZ> 34.67(-2.34 -6.31%)

テネット・ヘルスケア<THC> 37.76(-16.56 -30.49%)

HCAヘルスケア<HCA> 185.98(-22.63 -10.85%)

アップル<AAPL> 144.11(+0.72 +0.50%)

マイクロソフト<MSFT> 236.18(+0.03 +0.01%)

アマゾン<AMZN> 116.02(+0.77 +0.67%)

アルファベットC<GOOG> 98.87(-1.66 -1.65%)

テスラ<TSLA> 209.32(+2.04 +0.98%)

メタ・プラットフォームズ<META> 126.29(-5.24 -3.98%)

AMD<AMD> 56.68(-1.09 -1.89%)

エヌビディア<NVDA> 120.56(-1.38 -1.13%)

ツイッター<TWTR> 50.12(-2.32 -4.42%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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