26日の株式相場見通し=続伸、米株高好感もGAFAM決算は警戒材料
26日の東京株式市場は、リスクオンの地合いが継続し日経平均株価は3日続伸する公算が大きい。前日の米国株市場では相次ぐ企業決算の内容が想定ほど悪くないとの見方が広がるなか、買い優勢の地合いが続いた。FRBによる金融引き締めピッチが緩むとの見方も引き続き市場の強気心理を支えており、米長期金利の低下を横にらみに空売り筋の買い戻しや値ごろ感に着目した実需買いが全体指数を押し上げている、NYダウは朝方利益確定売りに押され小幅マイナス圏でスタートしたものの、その後大きく切り返して3日続伸し1カ月ぶりの高値水準に浮上した。同様にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も3日続伸となった。これを受けて東京市場でも上値指向が継続し、日経平均は2万7000円台半ばまで水準を切り上げる展開が期待できそうだ。ただ、この日発表されたアルファベット<GOOGL>の決算が市場予想を下回り時間外取引で大きく売られているほか、マイクロソフト<MSFT>も決算発表後に時間外で値を下げており、これらが東京市場にも影響を及ぼす可能性がある。
25日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比337ドル12セント高の3万1836ドル74セントと3日続伸。ナスダック総合株価指数は同246.504ポイント高の1万1199.116だった。
日程面では、きょうは9月の企業向けサービス価格指数、8月の景気動向指数改定値など。海外では9月の豪消費者物価指数(CPI)、9月の米新築住宅販売件数、カナダ中銀、ブラジル中銀の政策金利発表など。