マイクロソフトが決算受け下落 ドル高が圧迫 アジュールの今後に懸念も=米国株個別
マイクロソフト<MSFT>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。企業のクラウドコンピューティングに対する需要は回復したものの、売上高の伸びは過去5年間で最も遅いペースとなった。同社は収益のほぼ半分を海外で得ており、ドル高の影響が響いた。
クラウドサービスのアジュールの成長は35%で、為替の影響を除くと42%となり、予想通りの結果となった。今回の決算ではアジュールのサービスに対する需要は維持されているものの、同社はアジュールの売上高が今後伸び悩むとの見通しを示している。アナリストも「アジュールの成長は今後、緩やかになることが予想され、短期的な懸念が高まる」と指摘している。
(7-9月・第1四半期)
・1株利益:2.35ドル(予想:2.29ドル)
・売上高:501.2億ドル(予想:495.6億ドル)
プロダクティビティー&ビジネスプロセス:164.7億ドル(予想:161.1億ドル)
インテリジェント・クラウド:203.3億ドル(予想:203.1億ドル)
モア・パーソナル:133.3億ドル(予想:130.8億ドル)
・営業利益:215.2ドル(予想:212.9億ドル)
・設備投資:62.8億ドル(予想:65.2億ドル)
(NY時間09:39)
マイクロソフト<MSFT> 230.95(-19.71 -7.86%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美