ボーイングが決算発表 防衛部門で記録的な損失を計上 株価は小幅高=米国株個別

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2022年10月26日 23時04分

ボーイング<BA>が取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益は予想外の赤字となり、売上高も予想を下回った。防衛・宇宙・セキュリティ部門が冴えなかったが、防衛部門の固定価格制の開発プログラムが影響し、記録的な損失を計上した。KC-46空中タンカー、エアフォースワン、その他の軍事契約でのコスト超過により28億ドルの損失を積み上げた。

ただ、フリーキャッシュフロー(FCF)は29億ドルの黒字と予想を上回った。同社のカルフーンCEOは「年内のFCFの黒字回復を達成に向かっている」と自信を示した。長期停止していた787ドリームライナーの納入を再開したことで急増した。

株価は小幅高で推移している。

(7-9月・第3四半期)

・コア1株損益:-6.18ドル(予想:+0.13ドル)

・売上高:159.6億ドル(予想:177.4億ドル)

民間航空機:62.6億ドル(予想:69.5億ドル)

防衛・宇宙・セキュリティ:51.3億ドル(予想:65.7億ドル)

グローバル・サービス:44.3億ドル(予想:45.3億ドル)

ボーイング・キャピタル:5200万ドル(予想:6290万ドル)

・FCF:29億ドル(10.2億ドル)

・受注残:3810億ドル

(NY時間09:49)

ボーイング<BA> 148.01(+1.36 +0.93%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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