サウスウエスト航空が決算受け上昇 値上げでコスト相殺=米国株個別
サウスウエスト航空<LUV>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。同社はコスト削減の圧力が来年にも及ぶと警告しながらも、法人営業の強化が奏功した。
パイロットの人数制限により、同社は来年の大部分において航空機をフルに活用することができず、賃金や福利厚生、空港経費の支出増に直面する。また、ボーイング<BA>からの航空機納入の遅れは2024年まで続くことも予想される。
同社は歴史的に安い運賃で乗客を引きつけることができるよう、運営コストを低く抑えてきた。しかし、強い旅行需要が航空券の値上げを可能にし、費用上昇を相殺している。平均運賃は13%上昇した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.50ドル(予想:0.44ドル)
・売上高:62.2億ドル(予想:62.3億ドル)
旅客収入:56.1億ドル(予想:56.6億ドル)
・座席有効マイル:392.7億(予想:393.9億)
・有償旅客マイル:335.3億(予想:333.7億)
・有償搭乗率:85.4(予想:85.7%)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:2019年第4四半期比13~17%
・座席有効マイル:2019年第4四半期比約2%減
(通期見通し)
・座席有効マイル:2019年比約4.5%減(従来:4.0%減)
(NY時間09:54)
サウスウエスト航空<LUV> 35.89(+1.52 +4.42%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美