NY株式:NYダウは128ドル安、FOMC控え警戒感が台頭

市況
2022年11月1日 7時00分

米国株式市場は反落。ダウ平均は128.85ドル安の32732.95ドル、ナスダックは114.31ポイント安の10988.14で取引を終了した。明日から開催される連邦公開市場委員会(FOMC)を警戒した売りが先行し、寄り付き後、下落。月末の調整や利上げ減速期待を受けた買いにダウは一時プラス圏を回復したが、戻り売りに押され、再び下落した。長期金利の上昇でハイテクも弱く、主要株式指数は終日軟調に推移し終了。セクター別では、エネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。

カジノ運営のウィン・リゾーツ(WYNN)は著名投資家が同社の株式6.1%を保有したことが当局への報告で明らかになり、大幅高。また、石油会社のエクソンモービル(XOM)やエネルギー資源会社のオキシデンタルペトロリアム(OXY)などは石油輸出国機構(OPEC)が「石油需要は今後数十年間強まる」とし、同セクターへの数兆ドル相当の投資を呼びかけたためそれぞれ上昇した。携帯端末のアップル(AAPL)は一部メディアが同社のアイフォーンを製造しているフォックスコン中国工場からコロナ拡大による隔離を逃れるため従業員が脱出していると報じられ、供給の遅れを懸念した売りに下落。重機メーカーのキャタピラー(CAT)やメディア会社のパラマウント・グローバル(PARA)はアナリストの投資判断引き下げで、それぞれ売られた。

半導体メーカーのNXPセミ(NXPI)は取引終了後に第3四半期決算を発表。1株益が予想を下振れ、さらに、最高経営責任者(CEO)がマクロ経済の影響で需要に悲観的見通しを示し、時間外取引で売られている。

Horiko Capital Management LLC

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《FA》

提供:フィスコ

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