ファイザーが決算受け上昇 コミナティの売上高見通しを上方修正=米国株個別

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2022年11月1日 23時03分

ファイザー<PFE>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。新型ウイルス向けの注射剤「コミナティ」および経口薬「パックスロビド」の売上高は堅調だった。通期については、コミナティの売上高見通しを上方修正した一方、パキロビッドは据え置いた。1株利益は上方修正している。10月中旬に締結した契約に基づき、2022年度納入分が反映されているという。

同社は、ワクチンを政府や保健当局に流通させるのではなく、商業市場で販売できるように移行する準備を進めている。同社は10月20日に、ワクチンの使い捨てバイアル1本につき110-130ドルを請求する予定だと発表。これは、同社が米国政府に対して請求してきた金額よりも高額。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.78ドル(予想:1.40ドル)

・売上高:226.4億ドル(予想:211.2億ドル)

コミナティ:44億ドル(予想:25.4億ドル)  

パキロビッド:75.1億ドル(予想:75.7億ドル)

プレベナー・フランチャイズ:16.1億ドル(予想:15.6億ドル)

イブランス:12.8億ドル(予想:13.6億ドル)

エリキュース:14.6億ドル(予想:14.5億ドル)

ザーコリ:1.18億ドル(予想:1.10億ドル)

エンブレル:2.30億ドル(予想:2.36億ドル)

ゼルヤンツ:5.02億ドル(予想:4.96億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):6.40~6.50ドル(従来:6.30~6.45ドル)

・売上高:995~1020億ドル(予想:980億ドル)

コミナティ:340億ドル(従来:約320億ドル)(予想:324億ドル)

パキロビッド:約220億ドルで据え置き(予想:224億ドル)

(NY時間09:50)

ファイザー<PFE> 47.48(+0.93 +1.99%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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