8日の株式相場見通し=続伸か、欧米株高を引き継ぎ上値指向続く

市況
2022年11月8日 7時58分

8日の東京株式市場は主力銘柄を中心に買い優勢の地合いが続き、日経平均株価は続伸しそうだ。ただ、2万7000円台後半は戻り売り圧力も強く、上値は限定的なものにとどまる可能性がある。足もとでは世界的な株高局面にあり、前日の欧州株市場は英国を除きほぼ全面高様相となったほか、米国株市場でも上値指向が続いた。8日に投開票が行われる米中間選挙にマーケットの関心が高いが、下院では共和党が議会の多数政党となる可能性が高いとみられている。しかし、これに伴いバイデン米政権の政策が通りにくくなるとの見方が、株式市場の見地からはプラス材料となるとの思惑が優勢となった。NYダウは400ドルを超える上昇を示したが、ここ米長期金利が上昇傾向にあるなかでハイテクセクターには逆風が意識され、ナスダック総合株価指数の上値は重くなっている。東京市場では欧米株高の流れを引き継ぎ、リスク選好の地合いとなる公算が大きいものの、10日に発表が予定される10月の米消費者物価指数(CPI)の結果を見極めたいとのニーズもあり、上げ幅は限られそうだ。個別株は決算発表を巡り明暗が分かれる状況だが、円安効果を背景に上方修正する企業が目立ち、きょうも好決算銘柄が全体指数を牽引する形が想定される。

7日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比423ドル78セント高の3万2827ドル00セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同89.266ポイント高の1万564.520だった。

日程面では、きょうは日銀金融政策決定会合の主な意見、9月の景気動向指数速報値、消費活動指数など。海外では米中間選挙、9月のユーロ圏小売売上高など。

出所:MINKABU PRESS

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