外為サマリー:一時146円30銭台に軟化、重要イベント控えた持ち高調整の動き
8日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=146円51銭前後と前日の午後5時時点に比べて1円00銭程度のドル安・円高となっている。
7日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=146円63銭前後と前週末に比べてほぼ横ばいだった。米国の利上げペース鈍化観測から一時146円09銭まで軟化したが、その後は米長期金利の上昇を手掛かりに持ち直した。
8日投開票の米中間選挙や10日発表の米10月消費者物価指数(CPI)を控えるなか、この日の東京市場は持ち高調整とみられるドル売り・円買いが優勢となっている。日経平均株価が上昇するなど低リスク通貨とされるドルを売ってユーロを買う動きが対円でのドル売りに波及している面もあり、ドル円相場は午前9時40分ごろに146円31銭をつける場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0027ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0100ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=146円90銭前後と同50銭弱のユーロ高・円安で推移している。