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ビヨンド・ミート、弱い決算も株価は大幅高=米国株個別

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2022年11月10日 23時46分

植物性代替肉を手掛けるビヨンド・ミート<BYND>が前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株損益は予想以上の赤字となった。EBITDAも予想以上の赤字となった。ガイダンスも公表し、通期の売上高は予想を下回る見通しを示している。

同社のブラウンCEOは「第3四半期は厳しいマクロ環境による収益の急減とそれに伴う粗利益を含む損益計算書全体への打撃という残念なものですが、近い将来の事業にプラスの影響を与えるべく、緊急に積極的な施策を実施している」と述べた。

ただ、発表直後の株価は時間外で売りが強まっていたが、その後は買い戻されている。事前に発表していたこともあり驚きはなかったようだ。

しかし、アナリストからは厳しい評価が聞かれる。「粗利益率の圧力など、同社はいくつかの逆風に直面している。ビーフバーガーよりも高価な同社のバーガーパティは、マクロ環境がますます厳しくなる中で、消費者への販売がより困難になる」との指摘も出ていた。

(7-9月・第3四半期)

・1株損益(調整後):-1.60ドル(予想:-1.16ドル)

・売上高:8250万ドル(予想:8220万ドル)

米国:6220万ドル(予想:6210万ドル)

海外:2030万ドル(予想:3260万ドル)

・EBITDA(調整後):-7380万ドル(予想:-5810万ドル)

・販売量:1739万ポンド(予想:1790万ポンド)

・研究開発費:1340万ドル(予想;1280万ドル)

(通期見通し)

・売上高:4.00~4.25億ドル(予想:4.36億ドル)

(NY時間09:34)

ビヨンド・ミート<BYND> 13.26(+1.44 +12.18%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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