株価指数先物【昼のコメント】 過熱警戒からのショートは避け、押し目狙いのロングでの対応
日経225先物は11時30分時点、前日比790円高の2万8220円(+2.88%)前後で推移。寄り付きは2万8050円と、シカゴ日経平均先物(2万7975円)を上回るギャップスタートとなった。11月9日につけた戻り高値2万8010円(ナイトセッションを含む)を一気にクリアし、その後もショートカバーが優勢のなか、オプションSQ値(2万8255円86銭)に迫る展開。台湾加権指数、香港ハンセン指数が大きく上昇して始まったことも追い風となり、SQ値を突破して前場半ばには一時2万8330円まで上げ幅を広げた。
日経225先物はギャップスタートとなり、その後ボリンジャーバンドの+2σ水準で売り買いが交錯する場面が見られたが、前日の取引終了後に下方修正を発表した東京エレクトロン <8035> [東証P]が寄り付き後に上げ幅を広げたことで、先物市場でショートカバーを強める動きに向かわせたようだ。指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引するなか、NT倍率は先物中心限月で一時14.31倍まで上昇。25日移動平均線を突破し、75日線水準を捉えてきた。
後場は引け後にソフトバンクグループ <9984> [東証P]の決算を控えているほか、日経225先物がボリンジャーバンドの+2σを上回って推移していることもあり、利食いの動きが入りやすいだろう。ただし、過熱警戒からのショートは避けたいところであり、押し目狙いのロングでの対応になりそうだ。
株探ニュース