米株式市場はいずれ悪循環に陥るとの指摘も=米国株
NY株式15日(NY時間12:49)
ダウ平均 33683.08(+146.38 +0.44%)
ナスダック 11448.00(+251.78 +2.25%)
CME日経平均先物 28180(大証終比:+150 +0.53%)
NY時間の終盤に入ってダウ平均は伸び悩んでいるもののプラス圏を堅持している。一方、半導体関連株中心にIT・ハイテク株の買い戻しが強まっており、ナスダックは大幅高での推移を続けている。
この日発表の米生産者物価指数(PPI)が先週の米消費者物価指数(CPI)と同様に、インフレのピークの兆しを示唆したことで株式市場は買い戻しを強めている。中国の動向もセンチメント改善に寄与しているとの指摘も聞かれた。
ただ、買い戻しが続いている米株式市場だが、いずれ悪循環に陥るとの指摘も出ている。株式市場の上昇はインフレ対策に反する動きでもあり、FRBはあまり気分を良くできないという。一方、先週からの反発で下振れリスクは確実に緩和されているとも指摘。そのため、株式市場は年内は多少の変動があっても上昇を続ける可能性があるが、2023年に入ると高金利が実際の経済活動を鈍らせ始めていることが意識され、株式市場を圧迫する可能性が警戒されるという。
第3四半期の決算シーズンも峠を越したが、米企業は2020年第1四半期以来の低調な報告を行っており、投資家は企業収益の先行きへのリスクを高めている。そのため、2023年の株式市場はボラティリティが高まり、不安定な動きが警戒されるとしている。
アップル<AAPL> 151.72(+3.44 +2.32%)
マイクロソフト<MSFT> 244.99(+3.44 +1.42%)
アマゾン<AMZN> 99.74(+1.25 +1.27%)
アルファベットC<GOOG> 99.46(+3.43 +3.57%)
テスラ<TSLA> 198.54(+7.59 +3.97%)
メタ・プラットフォームズ<META> 117.82(+3.60 +3.15%)
AMD<AMD> 77.47(+3.94 +5.36%)
エヌビディア<NVDA> 168.98(+6.03 +3.70%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美