16日の株式相場見通し=買い優勢も狭いレンジでのもみ合いか

市況
2022年11月16日 8時00分

16日の東京株式市場は、強弱観対立のなか狭いゾーンでの推移ながらも根強く買いが流入し、日経平均は2万8000円台近辺で頑強な値動きが予想される。前日に日経平均株価はプラス圏で引けたものの上げ幅はわずかで2万8000円台には届かなかったが、きょうは大台回復に期待がかかる。前日の米国株市場ではハイテク株中心に買いが優勢となり主要株価指数が揃って上昇した。取引前半は10月の米卸売物価指数(PPI)が市場コンセンサスを下回ったことで、これが好感される形で全体相場を押し上げ、NYダウは一時400ドルを超える上昇をみせた。しかし、その後にロシアのミサイルがポーランドに着弾し犠牲者が出たことが伝わると、地政学リスクが意識され下落に転じる場面もあった。下値では押し目買いが活発で、取引終盤は再び上昇に転じたが、上下に荒く不安定な値動きだった。東京株式市場は、米国株の動向を横にらみに強含みの展開が予想される。ただ、上値も重く狭いレンジでの値動きにとどまりそうだ。個別株については決算発表がほぼ終了したことで、手掛かり材料が少なくなり目先様子見ムードも出やすい。

15日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比56ドル22セント高の3万3592ドル92セントと反発。ナスダック総合株価指数は同162.190ポイント高の1万1358.410だった。

日程面では、きょうは9月の機械受注統計、9月の第3次産業活動指数、10月の訪日外国人客数など。海外では10月の中国70都市新築住宅価格動向、9月の英失業率、10月の英消費者物価指数(CPI)、10月の米小売売上高、10月の米鉱工業生産、11月の全米住宅建設業協会(NAHB)住宅市場指数など。

出所:MINKABU PRESS

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