ロウズが決算受け上昇　規律ある実行とコスト管理で営業利益率が大幅に改善＝米国株個別

ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ<LOW>が取引開始前に８－１０月期決算（第３四半期）を発表し、既存店売上高が予想を上回ったほか、１株利益も予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の見通しを上方修正している。規律ある実行とコスト管理により、営業利益率の大幅な改善を推進したとしている。業者向けの売上高が１９％伸びたほか、ＤＩＹの販売動向改善により、米既存店売上高は３％増となったとしている。

同社は業者向けよりもＤＩＹがメインだが、インフレや景気後退への懸念の高まりに関連した課題の影響を受けやすい。特に米国において、一般消費者が引き続き住宅修繕に支出したことを示唆している。

同社は第３四半期にカナダの小売事業をシカモア・パートナーズ社に４億ドルで売却したことに関連し、２１億ドルの損失を計上した。

（８－１０月・第３四半期）

・既存店売上高：2.2％（予想：1.2％）

米国：3.0％（予想：1.0％）

・1株利益（調整後）：3.27ドル（予想：3.09ドル）

・売上高：234.8億ドル（予想：231.4億ドル）

・粗利益率（調整後）：33.3％（予想：33.2％）

（通期見通し）

・1株利益（調整後）：13.65～13.80ドル（従来：13.10～13.60ドル）

・既存店売上高：-1～0％（従来：-1～+1％）（予想：-0.98％）

・売上高：970～980億ドル（従来：970～990億ドル）（予想：970億ドル）

（NY時間09:33）

ロウズ<LOW>　214.08（+5.24　+2.51%）

MINKABU PRESS編集部　野沢卓美