ターゲットが決算受け大幅安 前日のウォルマートとは対照的な内容=米国株個別

材料
2022年11月16日 23時51分

ディスカウントストア大手のターゲット<TGT>が大幅安。取引開始前に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、既存店売上高は予想を上回る伸びを示したものの、1株利益が予想を大きく下回った。

第4四半期については、厳しさを増す環境を踏まえ、売上高、最終利益とも下方修正したほか、年末年始の既存店売上高が5年ぶりに減少すると予想している。営業利益率も前回予想の約半分にあたる約3%に縮小すると予測。前日のウォルマート<WMT>とは対照的な内容で、同社独自の課題が浮き彫りになった格好。

アナリストは「第3四半期は堅調なスタートを切ったものの、後半にトレンドが悪化し、四半期末には既存店売上高がマイナスになったようだ。第3四半期の利益が予想を大きく下回ったことや、第4四半期の既存店売上高の減少予測はインパクトが大きい」と評している。

(8-10月・第3四半期)

・既存店売上高:2.7%(予想:2.5%)

・1株利益(調整後):1.54ドル(予想:2.15ドル)

・売上高:261.2億ドル(予想:259.7億ドル)

・粗利益率(調整後):24.7%(予想:25.6%)

・営業利益率:3.9%(予想:5.3%)

・EBITDA(調整後):17.1億ドル(予想:20.4億ドル)

・平均顧客取引高:1.3%増(予想:0.2%)

・デジタル販売シェア:17.1%

(11-1月・第4四半期)

・既存店売上高:1桁台前半程度の減少

(NY時間09:38)

ターゲット<TGT> 151.95(-27.04 -15.11%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.