ダウ平均は横ばい 買い戻しに一服感も ターゲットが大幅安=米国株序盤

市況
2022年11月17日 1時29分

NY株式16日(NY時間11:18)

ダウ平均   33570.35(-22.57 -0.07%)

ナスダック   11191.55(-166.86 -1.47%)

CME日経平均先物 27915(大証終比:-125 -0.45%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は前日付近での小動きに終始している。IT・ハイテク株には戻り売りが強まっているものの、その他はまちまちな動き。先週の米消費者物価指数(CPI)や前日の米生産者物価指数(PPI)を受けて市場ではFRBの利上げペース縮小期待が高まり、米株式市場も買い戻しが活発化した。ただ、ここに来てその動きにも一服感が出て来ているようだ。一部からは、株式市場はこのところの急上昇の短期的な調整が視野に入っているとの指摘も出ている。最近の上昇を消化する頃合いだという。

取引開始前に10月の米小売売上高が発表になり、予想を上回る前月比1.3%増となっていた。FRBのスタンスを複雑にする内容との指摘もあるが、一部からは、消費者による早めのホリデー・ショッピングが影響している可能性があるとの見方も出ている。

きょうは小売セクターが軟調。取引開始前に発表されたターゲット<TGT>の決算を嫌気している模様。前日のウォルマート<WMT>とは対照的な内容となった。8-10月期(第3四半期)の既存店売上高は予想を上回る伸びを示したものの、1株利益が予想を大きく下回った。第4四半期については、厳しさを増す環境を踏まえ、売上高、最終利益とも下方修正したほか、年末年始の既存店売上高が5年ぶりに減少すると予想している。

ただ、ホームセンター大手のロウズ・カンパニーズ<LOW>は決算を受け上昇。既存店売上高が予想を上回ったほか、1株利益も予想を上回った。ガイダンスも公表しており、通期の見通しを上方修正している。規律ある実行とコスト管理により、営業利益率の大幅な改善を推進したとしている。

ターゲット<TGT> 156.08(-22.90 -12.79%)

ロウズ<LOW> 220.27(+11.43 +5.48%)

アップル<AAPL> 148.13(-1.91 -1.27%)

マイクロソフト<MSFT> 240.95(-0.34 -0.14%)

アマゾン<AMZN> 96.98(-1.96 -1.98%)

アルファベットC<GOOG> 99.13(+0.41 +0.42%)

テスラ<TSLA> 187.73(-6.69 -3.44%)

メタ・プラットフォームズ<META> 113.16(-3.92 -3.35%)

AMD<AMD> 72.84(-3.53 -4.62%)

エヌビディア<NVDA> 160.56(-6.10 -3.66%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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