ダウ平均が続落 ブラード発言で楽観的な雰囲気後退 百貨店が決算受け上昇=米国株序盤

市況
2022年11月18日 1時54分

NY株式17日(NY時間11:43)

ダウ平均   33381.68(-172.15 -0.51%)

ナスダック   11091.86(-91.80 -0.82%)

CME日経平均先物 27890(大証終比:-90 -0.32%)

きょうのNY株式市場でダウ平均は続落。一時300ドル超下落する場面が見られた。FOMC内でもタカ派の急先鋒として知られるブラード・セントルイス連銀総裁が「政策金利はまだ十分に制限的と見なされるゾーンにはない」と述べたうえで、ターミナルレート(最終着地点)の5-7%のレンジにも言及したことが、米国債利回り上昇と伴にドルの買い戻しを誘っている。5.00-5.25%は最低水準だとも述べていた。

株式市場の買い戻しを支えていたFRBの利上げペース縮小観測への期待を翻す内容となっていることから、買戻しに一服感が出ていた株式市場は敏感に反応している模様。

市場からは「追加の金融引き締めと今年の利上げの累積的影響は、景気後退のリスクが依然として高いことを示唆している。持続的な上昇のためのマクロ経済的な前提条件、すなわち利下げと成長および企業収益の底入れの兆候は、まだ整っていないと引き続き考えている」との指摘も聞かれた。

景気後退と金利上昇の影響を最も受けやすい金融株やIT・ハイテク株など成長株が下げを先導している。

取引開始前に百貨店の決算が発表。メーシーズ<M>は1株利益が予想を大きく上回った。通期の1株利益の見通しを上方修正している。消費者の節約志向の高まりにもかかわらず、同社は消費者を惹きつけることに成功したことが示された。株価は大幅高。

コールズも1株利益は予想を上回った。ただ、最近の事業動向の不安定さ、マクロ環境の大きな逆風、さらに予期せぬCEO交代を考慮し、第4四半期および通期のガイダンスを破棄すると発表。株価は上昇。

メーシーズ<M> 22.14(+2.43 +12.33%)

コールズ<KSS> 30.30(+0.50 +1.66%)

アップル<AAPL> 149.19(+0.40 +0.27%)

マイクロソフト<MSFT> 241.18(-0.55 -0.23%)

アマゾン<AMZN> 95.98(-1.14 -1.17%)

アルファベットC<GOOG> 98.42(-0.57 -0.57%)

テスラ<TSLA> 183.69(-3.23 -1.73%)

メタ・プラットフォームズ<META> 111.63(-1.60 -1.42%)

AMD<AMD> 73.65(+0.95 +1.31%)

エヌビディア<NVDA> 158.53(-0.57 -0.36%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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