NY株式:NYダウは7ドル安、FRBのタカ派姿勢を警戒

市況
2022年11月18日 7時00分

米国株式市場は続落。ダウ平均は7.51ドル安の33546.32ドル、ナスダックは38.70ポイント安の11144.96で取引を終了した。セントルイス連銀のブラード総裁のタカ派発言を警戒した売りに寄り付き後、大幅下落。失業保険申請件数も減少し労働市場の強さを証明、利上げを後押しする結果を受けて一段安となった。その後、押し目買いや、予想を上回った一部企業決算を好感した買いが下支えとなり、終盤にかけては下げ幅を縮小し終了。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や電気通信サービスが上昇した一方、自動車・自動車部品が下落した。

百貨店のメーシーズ(M)は第3四半期決算で調整後の1株利益が前年同期から減少したものの市場予想を大幅に上回ったほか、見通しを引上げ、上昇。同業のコールズ(KSS)も四半期決算で1株利益が予想を上回り上昇した。また、パーソナルケア製品メーカーのバス&ボディワークス(BBWI)は、四半期決算で1株利益が予想の約2倍となったほか、通期の利益見通しを引上げ、上昇した。一方で、クルーズ船運営のノルウェージャンライン(NOR)はアナリストによる同社投資判断の2段階引き下げが嫌気され、下落。

廉価アパレルのロスストアーズ(ROST)や衣料小売りのギャップ(GPS)は取引終了後に決算を発表。内容が予想を上回ったため、時間外取引でそれぞれ上昇している。

HorikoCapitalManagementLLC

《FA》

提供:フィスコ

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