ズーム・ビデオが決算受け下落 事業全体の減速が続く=米国株個別

材料
2022年11月23日 0時20分

ズーム・ビデオ<ZM>が下落。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。企業向けがパンデミック後の減速後も堅調に推移した。ガイダンスも公表し、通期の売上高および1株利益の見通しを下方修正している。

ユアンCEOは声明で「企業向けサービスの勢いが衰えることなく、売上高は目標を上回った」と述べた一方、「引き続き為替変動と新規ビジネスに対する契約精査の強化」の影響を受けているとも語った。

ただ、株価は冴えない反応。アナリストの目標株価の引き下げも相次いでいる。「オンライン事業の解約率が改善していることには勇気づけられたが、事業全体の減速が続いていることから、ネガティブなセンチメントが消えることはないだろう」と述べている。

(8-10月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.07ドル(予想:0.83ドル)

・売上高:11.0億ドル(予想:11.0億ドル)

・FCF:2.73億ドル(予想:2.37億ドル)

・法人会員:20万9300件(予想:21万件)

・過去12カ月の売上高が10万ドル以上:3286件(予想:3309件)

(11-1月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.75~0.78ドル(予想:0.80ドル)

・売上高:11.0~11.1億ドル(予想:11.2億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):3.66~3.69ドル(従来:3.70~3.77ドル)(予想:3.76ドル)

・売上高:43.7~43.8億ドル(従来:43.9~44.0億ドル)(予想:43.9億ドル)

(NY時間10:06)

ズーム・ビデオ<ZM> 74.21(-6.05 -7.54%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.