メドトロニックが決算受け下落 圧力が継続を改めて認識=米国株個別
医療機器のメドトロニック<MDT>が下落。取引開始前に8-10月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を下回った。売上高については心臓血管部門が好調だった。ただ、ガイダンスも公表しており、通期の1株利益の見通しを下方修正している。
マクロの逆風が医療機器業界を圧迫し続けていることは驚きではないが、サプライチェーン、手術件数、人員不足、ドル高などの圧力が続いていることを改めて認識させるものだと指摘。
一方で株価は今回の決算によって圧力を受けるだろうが、マクロの逆風が緩和されたときの回復から最も恩恵を受けることができる企業の1つである可能性があるとも指摘している。
(8-10月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.30ドル(予想:1.28ドル)
・売上高:75.9億ドル(予想:77.2億ドル)
心臓血管:27.7億ドル(予想:23.8億ドル)
医療外科:20.7億ドル(予想:21.8億ドル)
ニューロサイエンス:21.9億ドル(予想:21.9億ドル)
糖尿病管理:5.56億ドル(予想:5.30億ドル)
・粗利益率(調整後):67.6%(予想:66.5%)
・営業利益率(調整後):26.6%(予想:25.7%)
(23年度通期見通し)
・1株利益(調整後):5.25~5.30ドル(従来:5.53~5.65ドル)(予想:5.55ドル)
(NY時間12:36)
メドトロニック<MDT> 77.32(-4.97 -6.05%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美