25日の株式相場見通し=売り買い交錯、狭いレンジでのもみ合いか

市況
2022年11月25日 8時00分

25日の東京株式市場は売り買い交錯となり、日経平均株価は2万8000円台前半の狭いレンジでのもみ合いとなりそうだ。前日の米国株市場は感謝祭の祝日に伴い休場となり、買い手掛かり材料に乏しい状況ながら、欧州株市場が文字通りの全面高様相となったことで、東京市場でも引き続きリスクを取りやすい状況にある。FRBによる金融引き締めが減速することへの期待感に加え、ECBも利上げペースを鈍化させるのではないかとの見方が前日の欧州株市場ではポジティブ材料として働いた。東京市場でもこの流れを引き継ぐことが期待される。しかし、日経平均は前日まで3日続伸するなどでやや買い疲れ感もみられ、きょうは週末であることも考慮して、強調展開となったとしても上値を積極的に買い進む動きは見込みづらい。外国為替市場では日米金利差縮小を背景にドル売り・円買いの動きが活発化し、1ドル=138円台前半まで円高が進行したことも輸出セクター中心に買い手控え要因となる。ただ個別株物色意欲は旺盛で、中小型材料株の循環物色は続きそうだ。

日程面では、きょうは11月の都区部消費者物価指数(CPI)、10月の企業向けサービス価格指数、3カ月物国庫短期証券の入札、40年国債の入札など。海外では、米国でブラックフライデーにあたる。

出所:MINKABU PRESS

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