株価指数先物【寄り前コメント】 オプション権利行使価格2万8375円~2万8500円辺りでのレンジ推移を想定

市況
2022年11月25日 8時21分

大阪12月限ナイトセッション

日経225先物 28380 +10 (+0.03%)

TOPIX先物 2022.5 +4.0 (+0.19%) 

シカゴ日経平均先物 28385 +15 (時間外)

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

24日の米国市場は、サンクスギビング・デー(感謝祭)のため休場。

シカゴ日経平均先物(12月限)清算値は時間外で日中大阪比15円高の2万8385円で終えた。

日経225先物(12月限)のナイトセッションは日中比20円高の2万8390円で始まり、直後につけた2万8420円を高値にこう着感の強い値動きを継続。中盤にかけて軟化し、2万8330円まで売られる場面も見られたが、その後は薄商いのなか、2万8370円~2万8390円辺りの狭いレンジで推移し、2万8380円でナイトセッションの取引を終えた。

米国市場は感謝祭で休場となったことで海外勢のフローは限られるため、前日の終値水準での推移が継続しそうである。スキャルピング中心の商いになりやすく、オプション権利行使価格の2万8375円~2万8500円辺りでのレンジ推移が意識されよう。米感謝祭明けの米国市場の動向を見極めたいとする様子見姿勢のなか、前日の上昇に対する利益確定の商いが入りやすいだろう。ただし、リバウンド基調は継続しているとみられるため、下値は5日移動平均線、ボリンジャーバンドの+1σが位置する2万8100円~2万8150円辺りが支持線として機能するとみられる。

また、上値についてはボリンジャーバンドの+2σを捉えてきたことで過熱感が警戒されるものの、バンドは切り上がりを見せてきているため、+2σは現在2万8540円辺りまで上昇している。節目の2万8500円に接近する局面では調整を狙ったショートが入りやすいだろうが、短期的なトレードにとどめておきたい。

米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨で、大半の当局者が利上げペースを緩める必要があるとの認識を示していたことが明らかになったが、欧州中央銀行(ECB)の10月の政策決定会合議事要旨においても、12月会合で0.75%の利上げが支持されるなか、少数ながら0.50%利上げの主張があったようだ。ECBでも利上げペースの減速の可能性がくすぶるなか、押し目狙いのロングは強まりやすいだろう。

昨日のNT倍率は先物中心限月で14.05倍に低下した。10月3日につけた14.05倍とのダブルボトム形成が意識されやすく、いったんはNTショートのリバランスに伴うNTロングの動きが意識されやすいところである。ただし、これを下回ってくると7月11日につけた13.93倍が射程に入ってくるため、しばらくはトレンドを見極める必要があるとみておきたい。

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