注目銘柄ダイジェスト(前場):ハブ、トシンG、アミタHDなど

市況
2022年11月28日 12時13分

タカショー<7590>:701円(-19円)

大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は6.2億円で前年同期比55.7%減となり、通期予想は従来の15.7億円から8.1億円、前期比45.1%減に下方修正、一転しての減益見通しとなる。欧州における買い控えの動きが強まっているほか、外出自主規制の緩和によるアウトドアへの関心シフトでの集客低迷など、海外事業が下振れる形のようだ。下振れ懸念は強かったとみられるが、下方修正幅は想定以上との見方に。

ジャフコG<8595>:2529円(+215円)

大幅反発。先週末、野村総研が実施する売出に際して、保有する野村総研株式の全株式2396万8100株を売却すると発表している。また、売却金額の概算額520億円のうち420億円を自己株式取得、および、自己株式の公開買付代金に充当するとしている。公開買付には、シティインデックスイレブンスが保有する全株式1390万4500株を応募するもよう。資産の有効活用、並びに株主還元の強化としてポジティブに反応する展開へ。

トシンG<2761>:7250円 カ -

ストップ高買い気配。先週末にMBOの実施を発表している。創業者一族が大株主のケイアイテイの完全子会社となり、上場廃止となる予定。ケイアイテイが大株主から株式を取得して82.3%の筆頭株主となり、その後、一般株主への金銭交付、株式併合を実施して全株式を取得する。金銭交付額は1株当たり7424円であり、先週末終値に対して18.8%のプレミアムとなる。同交付価格にサヤ寄せを目指す動きになっている。

ハブ<3030>:676円(-140円)

大幅反落。サッカーW杯における日本チームの対ドイツ戦勝利を受けて、先週後半に株価が急伸、2営業日で25%の上昇となった。サッカー観戦イベントなども実施しており、利用客の増加が期待される形となっていた。ただ、短期的な過熱感も強まる中、前日は日本が対コスタリカ戦で敗れる状況となっており、利食い売りの動きが急がれる展開に。W杯関連としてはサイバーAGなども売り先行の動きになっている。

NRI<4307>:3105円(-215円)

大幅続落。3696万8100株の株式売出、並びに、554万5200株を上限とするオーバーアロットメントによる売出を実施すると発表している。売出人はジャフコグループと野村HDとなる。同時に800万株を上限とする自己株式の取得も行うもよう。自社株買いの実施によって、オーバーアロットメントによる売出に係る自己株式処分での希薄化はなくなるが、短期的な需給不安が強まる形になっているもよう。

イオレ<2334>:980円 カ -

ストップ高買い気配。シンガポールのDigital Entertainment Asset Pte.Ltd.(DEA)が運営するオンラインゲームで使用できるNFT(非代替性トークン)、またはNFT以外のゲーム内アイテムの日本販売代理店として同社と媒介契約を締結し、事業を開始すると発表している。イオレはDEAから一定の手数料を受領する。DEAの吉田直人代表は、イオレの取締役会長を務めている。

Waqoo<4937>:1421円(+226円)

一時ストップ高を付け、年初来高値を更新した。定款を一部変更し、新たな事業目的として医薬品、医薬部外品、再生医療等製品、医療機器の設計・開発・製造などを追加すると発表している。Waqooは18日にSBCメディカルグループ(横浜市)と業務提携契約を締結し、医療機関からの「血液由来加工・脂肪由来幹細胞加工」受託サービスを全国的に展開すると開示済み。定款変更を受けて改めて新事業への期待が膨らんでいるようだ。

アミタHD<2195>:1548円(+271円)

年初来高値。エコシステム社会の構築に資するビジネスを手掛ける子会社を設立すると発表している。名称はAMIDAO(京都市)で、設立・事業開始日は23年1月5日の予定。web3関連技術を応用して独自のトークン(ブロックチェーンを利用して発行する暗号資産)を発行し、経済圏やコミュニティ(トークンエコノミー)を設計・開発する。また、良質な人財・経営資源を集め、プロジェクトごとに自立分散的な共創の場を創出するという。

《ST》

提供:フィスコ

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