注目銘柄ダイジェスト(前場):ベクトル、エーザイ、エフ・コードなど

市況
2022年11月29日 11時58分

石原産<4028>:1127円(+47円)

大幅続伸。いちよし証券ではレーティング「A」を継続し、フェアバリューを2400円から2600円に引き上げている。足元の業績の厳しさは織り込み済みであり、むしろ、好材料に注目したい局面としているもよう。農薬は既存殺菌剤・次期主力剤が好調ななか、動物薬も米国販売がスタートする。また、MLCC材料は村田との協業強化で今後の期待が大きいとしている。配当性向 30%に基づき、24年3月期配当予想は70円に引き上げている。

三桜工<6584>:683円(+13円)

大幅続伸。主力製品の一つであるブレーキ配管を、ステランティス・グループの PCA Automobiles Indiaより、小型 SUV向けに受注したと発表している。受注金額などは明らかになっていないが、ステランティス・グループとの初めての取引に当たり、顧客基盤の拡大、並びに成長期待の高いインド市場での展開力強化につながるとの期待感が先行。また、トヨタ向けに欧州域内調達ブレーキチューブの供給を開始とも発表。

太平洋セメ<5233>:2196円(+47円)

大幅反発。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も2390円から2880円に引き上げている。23年夏にかけて国内セメントの値上げが進むと予想、燃料価格のピークアウトもあり、25年3月期には国内セメント事業の黒字化を予想としている。株式市場の注目点が来期以降の業績回復に映る局面のなか、評価基準とする25年3月期営業利益は512億円から600億円に上方修正している。

ベクトル<6058>:1348円(+120円)

大幅反発。SBI証券では投資判断を新規に「買い」、目標株価を1890円としている。主力のPR・広告事業において、ストック性の高いリテナー収益をベースに、成長性が高いデジタルマーケティング領域の売上が増加することで、新たな成長ステージを迎えると評価しているもよう。23年2月期営業利益は会社計画を上回る65.3億円を予想、24年2月期以降も2ケタ成長見込みと、最高益更新が続くと見込んでいるもよう。

エーザイ<4523>:8656円(-928円)

大幅反落。バイオジェンと共同開発しているアルツハイマー病治療薬「レカネマブ」との関連性が考えられる2例目の死亡が報告されているもよう。治験に参加していた65歳の女性が脳卒中と脳浮腫を発症し脳出血で死亡したようだ。同社では関連性を否定している。「レカネマブ」はアルツハイマー病治療薬としての期待が高まっているが、承認に対する不透明感の強まりへとつながる形に。前日の米国市場ではバイオジェンも大幅安に。

Aiming<3911>:410円(+20円)

大幅に3日ぶり反発。スマートフォン向けの新作ゲーム「かみながしじま ~輪廻の巫女~」を共同で開発中と発表している。UUUM<3990>のグループ会社LiTMUS(東京都港区)との協業プロジェクトの第2弾で、講談社(東京都文京区)がパートナーに加わり、3社共同制作となった。ゲームの概要やビジュアル、メディアミックスなどについては12月1日に開催する制作発表会で改めて知らせるとしている。

エフ・コード<9211>:2597円(+134.5円)

大幅に4日ぶり反発。サブスクリプションファクトリー(東京都港区)から新設分割される「KaiU」事業の全株式を取得し、子会社化すると発表している。取得価額は3.00億円で、株式譲渡実行日は23年1月31日の予定。KaiUはコンバージョン改善に特化したWeb接客ツール。子会社化で顧客企業への提供プロダクトやサービスの拡大、CXデータの質・量の増強が可能になるとしている。

CANBAS<4575>:1090円(-46円) 1173 +37

伸び悩み大幅下落。米国で進めている膵臓がん3次治療を対象としたCBP501臨床第2相試験を早期終了すると発表している。ステージ1で主要評価項目が達成された投与群はステージ2を要しない「早期有効中止」とする。一方、ステージ1で効果が見られなかった投与群は「早期無効中止」とする。CBP501に関する次の試験は臨床第3相試験となる。同試験を可能な限り早期に開始することを目指し、具体的な準備を開始する。

《ST》

提供:フィスコ

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