HPエンタープライズが決算受け上昇 顧客企業の技術インフラ更新継続を示唆=米国株個別

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2022年12月1日 0時01分

HPエンタープライズ<HPE>が上昇。前日引け後に8-10月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。不透明な経済情勢の中で顧客企業が技術インフラの更新を継続していることが示唆されている。ガイダンスも公表し、第1四半期の1株利益と売上高の見通が予想を上回った。23年度通期については従来の見通しを据え置いた。

同社のネリCEOは「従来のハードウェアからクラウドコンピューティングや人工知能(AI)などのサービスへ軸足を移したことが奏功している」と述べた。

アナリストからは、同社が23年度通期のガイダンスを据え置いたのは保守的だとの指摘も出ている。また、経営陣の法人向け需要は維持されているとのコメントについては、デル<DELL>の最近のアップデートに引き続き、心強かったとも述べている。

(8-10月・第4四半期)

・1株利益(調整後):0.57ドル(予想:0.56ドル)

・売上高:78.7億ドル(予想:73.7億ドル)

コンピュート:37.4億ドル(予想:31.4億ドル)

HPC&AI:8.62億ドル(予想:10.7億ドル)

インテリジェント・エッジ:9.65億ドル(予想:9.48億ドル)

ストレージ:13.1億ドル(予想:12.2億ドル)

金融サービス:8.57億ドル(予想:8.35億ドル)

企業投資およびその他:3.03億ドル(予想:3.21億ドル)

・粗利益率(調整後):33.1%(予想:34.3%)

・営業利益率(調整後):11.5%(予想:11.6%)

(11-1月・第1四半期見通し)

・1株利益(調整後):0.50~0.58ドル(予想:0.49ドル)

・売上高:72~76億ドル(予想:70億ドル)

(23年度通期見通し)

・1株利益(調整後):1.96~2.04ドル(予想:2.03ドル)

・売上高:2~4%増

・FCF:19~21億ドル(予想:21億ドル)

(NY時間09:51)

HPエンタープライズ<HPE> 15.81(+0.35 +2.23%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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