1日の株式相場見通し=急反発、パウエル講演後の米株大幅高を好感

市況
2022年12月1日 8時00分

1日の東京株式市場は、主力株をはじめ広範囲に買い戻される展開となり日経平均株価は大きく切り返す展開となりそうだ。2万8000円台前半から2万8000円台半ばにかけて強調展開が予想される。前日の米国株市場ではNYダウが700ドルを超える上昇をみせたほか、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は500ポイント近い急騰となった。注目されたパウエルFRB議長の講演では、12月のFOMCで利上げ幅を縮小する可能性に言及、これを好感する形で幅広い銘柄に投資資金が流入した。12月会合で金融引き締めのペースを緩めることをマーケットは既に織り込んでいるが、今回の講演でパウエルFRB議長はかなりタカ派寄りの発言をすることが予想されていただけにポジティブに反応した。東京市場では前日まで日経平均株価が4日続落と下値模索の動きにあったが、きょうは下げ分を一気に取り返す形となりそうだ。あすに11月の米雇用統計発表を控えており上値では戻り売り圧力も想定され、取引時間中は米株価指数先物や中国株や香港株などアジア株市場の動向に左右される場面もありそうだ。

30日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比737ドル24セント高の3万4589ドル77セントと大幅続伸。ナスダック総合株価指数は同484.217ポイント高の1万1467.996だった。

日程面では、きょうは7~9月期の法人企業統計、11月の消費動向調査、11月の新車販売台数、11月の軽自動車販売台数、10年物国債の入札など。海外では11月の財新中国製造業PMI、10月のユーロ圏失業率、10月の米個人所得・個人消費支出(PCE)、10月の米建設支出、11月の米ISM製造業景況感指数など。

出所:MINKABU PRESS

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