【↑】日経平均 大引け| 5日ぶり反発、米株高を受けリスク選好の買い優勢 (12月1日)

市況
2022年12月1日 18時15分

日経平均株価

始値  28273.13

高値  28423.46(09:08)

安値  28226.08(15:00)

大引け 28226.08(前日比 +257.09 、 +0.92% )

売買高  12億4498万株 (東証プライム概算)

売買代金  3兆1404億円 (東証プライム概算)

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■本日のポイント

1.日経平均は5日ぶりに反発、米株大幅高受けリスク選好

2.パウエルFRB議長の講演は次回会合の利上げ幅縮小示唆

3.米株市場の地合いを受け、半導体関連などに買い集まる

4.日経平均は朝方に450円強上昇するも、その後伸び悩む

5.個別株では値下がり銘柄数が値上がり数を大幅に上回る

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは前日比737ドル高と続伸した。FRBのパウエル議長が利上げペース減速を示唆したのを受け、ハイテク株などを中心に買いが優勢となった。

東京市場では、前日の米国株市場で主要株価指数が大幅高に買われたことを受け、リスクオン選好の地合いとなり日経平均株価は反発に転じた。ただ、買い一巡後は伸び悩む展開となった。

1日の東京市場は、主力株中心に買い優勢の地合いとなり日経平均は反発し、2万8000円台を回復した。米国ではパウエルFRB議長の講演が注目されていたが、12月のFOMCで利上げ幅縮小の可能性に言及したことが好感され、NYダウ、ナスダック総合株価指数ともに大幅高となった。この流れを引き継ぎ、東京市場でも半導体関連などをはじめ主力株に物色の矛先が向かい、日経平均は朝方に450円強上昇する場面もあった。しかし、その後は伸び悩んだ、外国為替市場で1ドル=136円台前半まで一気にドル安・円高が進んだことが重荷となったほか、週末の米雇用統計発表を控え、買い一巡後は利益確定の動きも表面化した。プライム市場の値下がり銘柄数は1150に達し、値上がり銘柄数を大幅に上回っている。売買代金は3兆円を上回るなど活況だった。

個別では、本日も群を抜く売買代金をこなしたレーザーテック<6920>が大きく買われたほか、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>も大幅上昇するなど半導体製造装置関連株が人気。エーザイ<4523>も活況高、ファーストリテイリング<9983>、メルカリ<4385>なども値を上げた。日本郵船<9101>など海運株がしっかり。日本電産<6594>、信越化学工業<4063>などが強さを発揮。リクルートホールディングス<6098>も高い。ACCESS<4813>が急騰、ニーズウェル<3992>、シキボウ<3109>も値を飛ばした。

半面、トヨタ自動車<7203>が冴えず、三菱重工業<7011>も利食いに押された。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など生保株は売りが優勢。三菱商事<8058>、三井物産<8031>など総合商社も軟調。日医工<4541>が大幅反落、いよぎんホールディングス<5830>も急落した。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、エーザイ <4523>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約192円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、住友不 <8830>、セコム <9735>、任天堂 <7974>、電通グループ <4324>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約20円。

東証33業種のうち上昇は14業種。上昇率の上位5業種は(1)電気機器、(2)化学、(3)精密機器、(4)医薬品、(5)金属製品。一方、下落率の上位5業種は(1)不動産業、(2)保険業、(3)電気・ガス業、(4)銀行業、(5)陸運業。

■個別材料株

△まんだらけ <2652> [東証S]

10月売上高30.4%増を好感。

△フロンテオ <2158> [東証G]

AIレビューツール搭載の新アルゴ開発を材料視。

△シキボウ <3109> [東証P]

今期最終利益と配当予想の上方修正を好感。

△ニーズウェル <3992> [東証P]

メルカリ <4385> [東証P]からITアウトソーシングサービス受注。

△JTOWER <4485> [東証G]

三菱UFJ銀行との業務提携を材料視。

△ACCESS <4813> [東証P]

11四半期ぶり最終黒字を好感。

△エヌピーシー <6255> [東証G]

有価証券報告書の開示内容受け米テスラ<TSLA>への販売増。

△フジテック <6406> [東証P]

香港ファンドのオアシスによる買い増しを思惑視。

△識学 <7049> [東証G]

M&A仲介サービス開始を材料視。

△バードマン <7063> [東証G]

12月末株主に対する1対2株の株式分割を好感。

▼アミタHD <2195> [東証G]

東証が信用規制の臨時措置を実施。

▼ケイブ <3760> [東証S]

新規ゲームのリリース延期を発表。

東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)ACCESS <4813>、(2)ニーズウェル <3992>、(3)アーレスティ <5852>、(4)シキボウ <3109>、(5)日電波 <6779>、(6)日金銭 <6418>、(7)ラクス <3923>、(8)メイコー <6787>、(9)トリケミカル <4369>、(10)サイボウズ <4776>

値下がり率上位10傑は(1)日医工 <4541>、(2)いよぎんHD <5830>、(3)イントラスト <7191>、(4)八十二 <8359>、(5)しずおかFG <5831>、(6)サクサ <6675>、(7)シルバライフ <9262>、(8)Dmミックス <7354>、(9)SOMPO <8630>、(10)西日本FH <7189>

【大引け】

日経平均は前日比257.09円(0.92%)高の2万8226.08円。TOPIXは前日比0.89(0.04%)高の1986.46。出来高は概算で12億4498万株。東証プライムの値上がり銘柄数は620、値下がり銘柄数は1150となった。東証マザーズ指数は806.44ポイント(12.93ポイント高)。

[2022年12月1日]

株探ニュース

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