セールスフォースが決算受け大幅安 テイラー共同CEOの辞任発表=米国株個別

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2022年12月1日 23時47分

セールスフォース<CRM>が大幅安となっておりダウ平均を圧迫。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想範囲内だったものの、1株利益は予想を上回った。重要な指標である残存履行義務は予想を下回った。

ガイダンスも公表し、通期の1株利益の見通しは上方修正したものの、第4四半期の売上高については、予想を下回る見通しを示し、8-10%成長と上場以来最低の伸びを見込んでいる。マクロ環境の悪化を反映させた。同社はまた、1月31日付でテイラー共同CEOの辞任を発表した。

アナリストは「事前にハードルが下がっていた分、第3四半期の結果は予想こそ上回ったものの、期待外れだった。マクロ環境の悪化で見通しが不透明になる中、テイラー共同CEOの辞任発表はネガティブ・サプライズとなった」と述べている。

(8-10月・第3四半期)

・1株利益(調整後):1.40ドル(予想:1.22ドル)

・売上高:78.4億ドル(予想:78.2億ドル)

サブスクリプション&サポート:72.3億ドル(予想:72.9億ドル)

プロフェッショナルサービス・その他:6.04億ドル(予想:5.76億ドル)

・営業利益率:22.7%(予想:21.1%)

・残存履行義務:400億ドル(予想:411億ドル)

(11-1月・第4四半期見通し)

・1株利益(調整後):1.35~1.37ドル(予想:1.35ル)

・売上高:79.3~80.3億ドル(予想:80.3億ドル)

(通期見通し)

・1株利益(調整後):4.92~4.94ドル(従来:4.71~4.73ドル)(予想:4.74ドル)

・売上高:309~310億ドル(予想:310.0億ドル)

(NY時間09:36)

セールスフォース<CRM> 143.67(-16.58 -10.35%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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