アサナが決算受け大幅安 通期の売上高見通しを下方修正=米国株個別
企業の作業管理システムを手掛けるアサナ<ASAN>が大幅安。前日引け後に8-10月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの、1株損益の赤字は予想ほどは膨らまなかった。
ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを公表し、第4四半期の売上高が予想を下回る見通しを示し、通期の売上高見通しを下方修正したことが嫌気されている。
アナリストは「同社はテクノロジー業界の雇用喪失で大きく影響を受けており、それが将来の成長を圧迫する可能性がある」と指摘している。成長安定化の時期や黒字化の道筋について、見通しが立たないとしている。
(8-10月・第3四半期)
・1株損益(調整後):-0.26ドル(予想:-0.32ドル)
・売上高:1.41億ドル(予想:1.39億ドル)
・EBITDA(調整後):-4937万ドル(予想:-6158万ドル)
(11-1月・第4四半期見通し)
・1株損益(調整後):-0.27~-0.28ドル(予想:-0.29ドル)
・売上高:1.44~1.46億ドル(予想:1.51億ドル)
(23年度通期見通し)
・1株損益(調整後):-1.14~-1.15ドル(予想:-1.25ドル)
・売上高:5.41~5.43億ドル(従来:5.44~5.47億ドル)(予想:5.46億ドル)
(NY時間09:51)
アサナ<ASAN> 15.51(-2.57 -14.20%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美