アルミ株が上昇 米国とEUが中国のアルミニウム製品に新たな関税検討=米国株個別
アルコア<AA>やセンチュリー・アルミニウム<CENX>といったアルミ株が上昇。米国とEUがCO2排出と世界的な過剰生産能力を抑制する取り組みの一環として、中国の鉄鋼とアルミニウム製品に新たな関税を検討していると報じられたことが材料視されている。ブルームバーグが関係者の話として伝えた。
新たな枠組みは米・EUの昨年の関連合意に基づくもので、世界最大のCO2排出国であり最大の鉄鋼・アルミ生産国でもある中国と、他の主要排出国を主な対象と想定している。
米・EU以外の他の諸国も参加に関心を表明しているが、それらの諸国が新たな枠組みに最初から加わる公算は小さく、日本や他の国からの鉄鋼・アルミ輸入が新たな関税の適用対象になることも考えられる。
(NY時間10:07)
アルコア<AA> 48.04(+1.52 +3.26%)
センチュリー・アルミニウム<CENX> 8.34(+0.16 +1.89%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美