7日の株式相場見通し=大幅反落か、米株下げ止まらずセンチメント悪化

市況
2022年12月7日 7時59分

7日の東京株式市場は売り優勢の地合いが予想され、日経平均株価は3日ぶりに反落しそうだ。市場センチメントが悪化するなか深押しとなり、2万7000円台半ばまで水準を切り下げる展開も想定される。前日の米国株市場では主要株価指数が揃って下落、NYダウの下げ幅は一時500ドルを上回り前日と合計した下げ幅が1000ドルを超える場面もあった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数の下落率は2%に達しNYダウのそれを上回った。引き続きFRBによる金融引き締め長期化に伴うリセッション懸念が重荷となっている。JPモルガン<JPM>など金融大手の経営陣が景気後退懸念に相次いで言及したことも投資家心理を冷やした。東京市場では前日まで日経平均が2日続伸しているが、2日間とも値上がり銘柄数を値下がり銘柄数が大幅に上回っていた。先物主導のインデックス買いが全体指数を支えた形だが、きょうは下値を試す展開が避けられそうにない。ただ、外国為替市場で1ドル=137円までドル高・円安に振れており、輸出セクター中心に下支え材料となる。取引時間中は米株価指数先物の動向などを横目にハイボラティリティな地合いが想定されるが、個人投資家の個別株に対する物色意欲は継続しそうだ。

6日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比350ドル76セント安の3万3596ドル34セントと続落。ナスダック総合株価指数は同225.047ポイント安の1万1014.890だった。

日程面では11月上中旬の貿易統計、10月の景気動向指数(速報値)、消費活動指数など。海外では11月の中国貿易統計、インド中銀、ポーランド中銀、ブラジル中銀の政策金利発表、7~9月期の米労働生産性指数(改定値)、10月の米消費者信用残高など。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.