米株式市場は依然として不安定な構造との指摘=米国株

市況
2022年12月8日 23時38分

米株式市場は依然として不安定な構造をしているとの指摘が出ている。この1カ月間平穏だった米株式市場はクリスマス休暇を前に、荒れ模様の1週間を迎える可能性がある。30日のインプライド・ボラティリティ(IV)と実現ボラティリティ(RV)が接近し始めており、これはS&P500が今年の下降トレンドと200日線に上値を止められたことにより、市場に不安感が高まっている証拠だという。

来週は11月の米消費者物価指数(CPI)、FOMC、ECB理事会など、市場に影響を与える重要イベントが目白押しの週となる。その中で上記のような変化が生じているという。この1カ月間は株価が安定的に上昇し、リスクヘッジの必要性が薄れたことから、IVとRVはかい離していた。

インフレや労働市場の状況、金利、地政学などのリスクが混在する中、現在の米株式市場は依然として不安定な構造となっているという。

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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